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スターウォーズ学(清水節ほか)

大ヒットした1978年の
「スターウオーズ」第一作の衝撃。
わたしはヤマト派だったので、
当時そんなに熱狂しなかったんだけど、
やはりすごい事件だったというのが
この本でよくわかりました。

「スターウオーズ」の原点となったのは
スピルバークの「フラッシュゴードン」への想い。
卒業制作の「THX1138」との共通性。
そして随所に存在する、黒澤作品へのオマージュ。
フォースと関連付けられた
「ミディ・クロリアン」の設定の矛盾。
一応全作見てたけど、
全然気づきませんでした。
さすが専門家の分析は鋭い。

スターウォーズ学

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水木しげる 鬼太郎、戦争、そして人生(水木しげる他)

3月8日は水木センセイの誕生日。
今日は、ご冥福をお祈りして、
オールアバウト水木しげるの
ムック本をご紹介。

梅原猛さんとの対談は、
貧乏自慢、奥さん自慢、
そして哲学遍歴の共感が楽しい。

原画でよむ鬼太郎漫画は、
妖怪退治のはじまり「夜叉」。
幻のデビュー作「ロケットマン」や、
若き日のデッサンや不気味な自画像、
戦争体験を描いた「ラバウル戦記」「総員玉砕せよ」、
南の島の住民が心の支えとなった
「トーマの日々」「楽しき南方病」。
水木作品の原点がカラーで読めるのです。

水木しげる 鬼太郎、戦争、そして人生

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暇なマンガ家が「マンガの描き方本」を読んで考えた「俺がベストセラーを出せない理由」(上野顕太郎)

250冊の「マンガの描き方本」をコレクションする
自称「暇な漫画家」上野顕太郎さんが語る、
「漫画入門書」学の傾向と対策。
恐るべきは学習雑誌や
月刊漫画の付録も入っている念の入り様。
『贋作ひでお八犬伝』『まんが道』は懐かしいなぁ。

「五月の風のごとく颯爽として」描くべし、という
昭和5年の『漫画講座』に始まり、
岡本一平、石森、手塚のマンガ入門や
話題になった「サルまん」まで。
時代によって強調されるポイントや引用の仕方が違う。
マンガ専門学校の講師が1年間できそうな内容。

こんなに漫画入門があるっていうことは
いつの時代にも需要があるっていうことですね。

暇なマンガ家が「マンガの描き方本」を読んで考えた「俺がベストセラーを出せない理由」

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先生と僕・夏目漱石を囲む人々(香日ゆら)その2  「漱石さん」没後99年その9

3巻は雑誌が変わり、ネタの焼き直しが多いけど、
まあ、面白いエピソードは
どうしてもまた使いたいですよね。
(「とはずがたり」はエッセイ風だからいいけど)
大雑把な妻・鏡子の真実。
予備門時代からの友人・中村是公(満鉄総裁)、
正岡子規(俳人)とのエピソードに酔えます。

このへんのエピソードは
『漱石夫妻 愛のかたち』(松岡 陽子マックレイン)
にも詳しく出てましたね。
春日先生のコミカライズが
小ネタにまで正確に反映されていて面白い。

4巻目は、晩年までの漱石と弟子たちの活躍。
修善寺大患、博士号の辞退事件、
そしてたどりついた則天去私の境地。
次々に集まる、中勘助、和辻哲郎、
久米、松岡、そして芥川龍之介。
漱石をめぐるキーワードがでそろい、
漱石という作品が完成する。

弟子たちと親族の間で起きる、
残念な行き違いも紹介。
ラストはモノローグ。
「さて、何から話そうか」

漱石はいつでも、
書の中から話しかけてくる。

先生と僕 (4)

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先生と僕・夏目漱石を囲む人々 (香日 ゆら) 「漱石さん」没後99年その8

漱石山脈の弟子たちが、
恥ずかしげもなく繰り広げる「師弟愛」の数々。
中村是公と漱石の2畳の同居生活。
寅彦、小宮、三重吉、森田、弟子たちの
「漱石愛」が異常に輝きだし、
BL世界に近い怪しげな雰囲気の
抱腹絶倒コントに見えてしまう。

でも、全部、史実に基づいているんですよね。
ほんとにいい先生です。

先生と僕 1巻

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雑食映画ガイド(町山智浩ほか)

漫画アクションの映画ガイド
「このビデオを見ろ」のまとめ本。

洋画系カルト映画を紹介する町山智浩。
AVにこだわる柳下毅一郎。
BC級カルトDVDを追いかけるギンティ小林。
どれも、普通の映画評では読めない
「こだわり」が溢れた映画評。

もちろん、見たことない映画がほとんどでしたけど、
「ダーウインの悪夢」「ローニン」「電人ザボーガー」は
ちょっとみたいかも。

雑食映画ガイド

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ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術

アニメと特撮の脚本家の座談会。
「悪役を時代劇調で語らせる」という小林靖子さん。
「ティガは実はセブンのつくり」という曾川昇さん。
「生活がリア充過ぎると書く気がおきない」という小林雄二さん。
我が道を行く井上敏樹さんと、
超オタクな虚淵さんの
かみ合わないところが面白い対談。
どれも個性的。
ただ、イラストも写真も使われてないし、
初見の人にはわからない部分が多すぎ。
余白の注記をもっとうまく使えなかったのかなぁ。

ヒーローヒロインはこうして生まれる

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ジブリの教科書7 紅の豚 (スタジオ・ジブリ)

「カッコいいとはこういうことさ」
私のジブリ映画トップ3に
必ず入る『紅の豚』
映画の根底に流れる懐かしさと洒落っ気、
そして反骨の精神の源はなんなのか。

宮崎駿さんが、中年時代の自分への「現在形の手紙」であると書き、
「愛はたっぷりあるが、肉欲は余計だ」というポリシーを披露。
「風立ちぬ」との比較までしてくれた
ジャン二・カプローニの子孫の寄稿。
「大いなる幻影」とダブらせたり、
パリコンミューンの香りを感じたり、
著名人の語る「俺の『豚』論」が新しい、
違った楽しみ方を教えてくれる。

すでに10回以上みているのに、
さらにまた見たくなってしまうじゃないですか。

『紅の豚』ジブリの教科書

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『神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ』感想

ビートルズでいえばパスト・マスターズにあたる、
若木民喜ファンブック。
近鉄とのコラボで登場した4コマなどを収録した
前半「神のみON THE TRAIN 」は
エルシィ、ハクア、ちひろ、そして京まで
あのキャラクターたちのカーテンコールが楽しめます。

そして、短編のパイロット版の再録。
何回も見た「恋して神様」と
この間読んだばかりの「ギャラクシー」はともかく、
「緋石の怪盗アルバトロス」!
なんでこっちを連載にしなかったの!?

本編より断然面白い読み切り版。
ユウキは怪盗見習い、
盗んだ石を細々と燃やして暮らすアルバトロス、
ワケありな浅倉さんの表情
(書き直しが相当あったかも、というくらい、絵がいいです)
私の好きな少年サンデーっぽい要素もたっぷり。
これ読めてよかったよ。

神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ

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なのは洋菓子店のいい仕事(1)感想

第一に「主人公がタバコを吸うおっさん」
第二にお菓子好きでないとついていけないストーリー
そして、美少女たちが、ただの普通の人間。
うーん。神のみのおいしい要素がそぎ落とされ過ぎてる…と心配したけど、
ただ、このタバコ、どうやら大夢の命をつなぐアイテムだった。
8マンのタバコ型冷却材なのかも?
そうか、あれはドライアイスが気化するときの煙?
確かにどこのカットにも「たばこの灰」がない!
きっとこの後、RINNEの鳳(あげは)みたいな
美少女死神・ローズマリーちゃんが登場するハズ…。
と思ったら言葉・サリンジャーかぁ。
2巻からきっと面白くなるに違いない。

なのは洋菓子店のいい仕事

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皆殺し映画通信 天下御免(柳下毅一郎)

物騒な名前だけど、
遠慮会釈のない映画批評。
面白かったです。
シネコンの乱立で、
作品・タイトルがやたら増え、
話題作は粗製濫造気味。
ちゃんと作ってほしい、
という気持ちからの批評なので、
私のお気に入りの作品がコテンパンでも
ちっとも悔しくない。
むしろ不全感の原因が解明されたようで、
気持ちいいのだ。

でも、「これを映画と呼んではいけない」
「これこそが人類を堕落させる純粋悪だ!」
とまで言われた「薔薇色の○○」は
ちょっと見たくなってしまう。

大分の「カラアゲUSA」
栃木の「しもつかれガール」も
気になっちゃってしょうがない。
これも作戦?

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皆殺し映画通信

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消えた漫画家―ダウナー系の巻(大泉 実成)

鴨川つばめ、ちばあきお、山田花子をはじめ、
記憶に残る「消えた」作家の裏側を描く、
ルポルタージュでした。

1996年に出た本の文庫化本。
この20年の間、
どれだけのマンガ家が消えて行ったろうか。
なのに、この本に登場する作家は
どれも「名の残った」人ばかり。

でも、「鬱」に焦点当てるという視点も
インタビューの方法も、
いまひとつ消化不良。
さらに言えば、
T先生は現在も連載を続け、
今やジャンプの看板ですよ。

それだけに、いのちを賭けて描き続けた
作家さんの「凄さ」が伝わってきた気がします。

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消えた漫画家

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