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映画「バケモノの子」感想

話題のアニメ「バケモノの子」(細田守監督)を見ました。
とにかく、ジブリよりわかりやすい、泣ける話です。
ニンゲンの世界で居場所を失った少年・蓮が、
渋谷の裏側にある、ケモミミだらけの異世界で
師匠・熊徹に弟子入り。
いろいろあって一人前に育ち、
突然襲いくる表裏の「渋谷」の危機に挑むお話。

噂通りの緻密なCGと奥深い構成。
前作よりアクション多め、
修業のシーンがいいんです。
教えるのが苦手な熊徹が「胸の中の剣を抜け」。
まさに「形(かた)の稽古」だった、動きをまねる練習。
熊徹の食客仲間を、リリーフランキーと大泉洋が好演。
明確にジブリを意識したモブシーンや、
二組の親子のそれぞれの悩みと
葛藤、成長と逆転が面白い。

後半のドキドキの展開が見どころだから
ネタバレで書けませんが、
広瀬すずの下手なアフレコすら、
あんまり気にならないスピード。
気取らない頃のジブリが好きな人は
見て損はないと思いますよ。

バケモノの子

bakemono_thumb_sashikae.jpg

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| ドラマと映画 | 07:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画「寄生獣完結編」を見てきました。

ついに完結編ですね。
公開第一週ということで、混んでました。
それも高校生率が異常に高い。

後藤との死闘、ミギーとの別れの後、
原作だと、孤独な老婦人の家出かくまわれ
心と体を癒す展開だったはずだけど、
映画では、巨大なごみ焼却場に逃げ込む真一。
恋人を呼び出してそこで「交尾」を始めてしまう。
おいおい、後藤が来ちゃうぞ~。

高レベル放射性廃棄物が、
なんでそんなところにあったの?
まあ、いろいろあるけど、
全体的には、壮大な原作のいいところを
うまく(むりやり)詰め込んだダイジェスト版。

「人間こそ地球を蝕む寄生獣」
「この、悪魔というものに一番近いのは人間だと思うぞ」
実にシニカルな文明批判にあふれた作品を
特撮とホラーで再構成して見せたこの作品。
私は大満足なのですが、
会場いっぱいの高校生たちに
どこまで伝わったのか心配です。

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| ドラマと映画 | 22:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN I~青い瞳のキャスバル

「青い瞳のキャスバル」見ました。
あの「ガンダム」の前日談。
TV放映は、もう35年前のことになるんですね。

ダイクン議長の不慮の死による、ザビ家の独裁のはじまり、
サスロの死を使ったキャンペーンでのラル派の追い落とし、
コロニー・ムンゾでの「スペースノイド原理主義」の台頭、
遺児、キャスバルとアルテイシアの悲しき運命。
うーん。そういうことだったのか~。

オリジンの第9巻「シャア・セイラ編」を
まるまる1本の映画にした
超贅沢な構成。
安彦さんが総監督で、絵コンテまできってるため
笑わせるポイント、ドキドキさせる演出が見事。
「キャスバル畏るべし」(キシリア)
「変装は私の方が少し上手のようですわ」(ハモン)
名ゼリフはそのまま。
ガンタンクは強そうになり、
ジンバ・ラルのダメっぷりもツボでした。
(違ったのはギレンが植栽の選定でなく、
碁を打ってたというところくらいかな)

ラルさんが、ハモンさんが、キシリアが、若い!
とくに沢城みゆきの声でハモンさんに囁かれると
タチ少尉みたいに誰でもいうこと聞いちゃいそう。

秋の続編が、いまから楽しみです。

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映画『寄生獣』見てきました。

地味なヒロイン・里美役に橋本愛ちゃん。
うーん。加奈(途中で殺される)かと思ったら里美かぁ。
わかりやすくするために不良少女と
お父さんは省略
(お母さんは、なんと薬剤師でシングルマザー)
でもテンポがよくって、
ホラー・エンターテイメントとして
楽しめる(ほどよく怖い)映画になっていました。

原作の持つ、残酷さと不気味さは
アニメでもよく表現されていたけど、
実写版は特撮、CGがかなりスゴイ!
(だから、やっぱり寄生生物の食餌シーンが気持ち悪い)

岩明均の作品はどれも、
人間の救いようのない原罪に対する鋭い指摘と
同時に、人間が愛しくてたまらない(とおもう)
そんなまなざしが、かいま見えてくる話が多い。
その意味では、この映画は見た後、
他者との共存の否定のみ強調されるようで
なんかちがうんだよね。
(そのへん「完結編」で解消されるのかもしれない)
あと、怖さより面白さを強調する日テレ番宣が
ミスマッチだったのが、ちょっと気になる。

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| ドラマと映画 | 07:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画『ベイ・マックス』見てきました。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

あまりディズニーアニメをみないワタシですが、
これは面白かった。
ただ「兄弟の絆の感動」が見たかった人は、
後半がアクションばっかりで唖然としちゃうかも。

そもそも、原題が『BIG HERO 6』であるように
アメコミヒーロー好きの監督さんの
趣向がたっぷり入っている
アクションシーンと、秘密兵器たち。
ベイマックスの「ロケットパンチ」と
ジェットスクランダーがツボ。
浅野真澄さんが声をあてる
ゴーゴーがとくにカッコいい。
大学のラボやちょっとした描写がシャレてます。

本来の見どころだったはずの
死んだお兄さんの作ったロボットとの出会い、
装甲を取り付けるCMでおなじみの場面は
わりと淡泊。
子供と大人が楽しく見られるいい作品でした。

帰りに娘から、
ストーリーが矛盾してる、
どうして科学者のくせに異次元に娘探しに行かなかったの?
コントローラーをもう一個作ればよかったのに?
火災の真犯人が分からない、いろいろ意見が出ましたが、
「続編を作る布石だよ!」というのが答えておきました。

超電磁カッターや火を噴く着ぐるみ怪人、
フレッドのお父さんのパンツ発言がいちばん好きだな~。

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| ドラマと映画 | 07:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『パシフィックリム』(2013アメリカ)

世界各地に、次々に襲いくる「怪獣」
地球の裂け目からやってくる異形の姿と
ヘンテコな名前。
これは新ゴジラの「ムートー」のもとかぁ。

二人で1体を動かすシンクロ・プレイ。
次々に建造される各国の人型巨大ロボット。
エヴァンゲリオンのオマージュが随所にある。

「シャッタードームへようこそ」
香港基地にやってきた主人公に紹介される世界のイエーガー
中国武術や壁の落書きが漢字なのがいい。

巨人は防げるが怪獣には効かなかった「いのちの壁」
計画がやっぱり失敗。やっぱり汎用人型兵器の方が
しっくりきますね。
もはや、時代遅れの機体「ジプシー・デンジャー」に
再び乗ることになった主人公。
そして怪獣への復讐に燃えるヒロイン・マコ。

過去のトラウマから暴走するマコが
思い出していたのは竹ノ塚商店街での怪獣襲撃と
ベントコスト司令官との出会い。
心の描写も大変わかりやすい。

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『ゴジラ』(1954年日本)

「水爆実験で安住の地を追い出された」
という設定の初代ゴジラ。
ジュラ紀から白亜紀の水生爬虫類だったのです。
(「200万年前のジュラ紀」というのは
香山滋の原作がそうなってるから、許してあげよう)

国会に押し寄せる陳情団。
「いやだね、また疎開だ」というサラリーマン。
アメリカを気にして発表を遅らせる政府、
政府に迫る女性議員(なんと菅井きんです)。
戦後すぐの世相が、なぜか新鮮です。

芹沢博士は、原爆水爆は人類によって発明され
すでに恐るべき兵器となって使われてしまった。
この過ちは繰り返したくない。
芹沢博士は、その願いで、ゴジラすら殺せる
「オキシジェン・デストロイヤ」を封印してきたのです。

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ハリウッドの新作「ゴジラ」見ました。なんというか、これは…

ハリウッドのゴジラ二作目
おいおい、これは「平成ガメラ」だね。
僕らは「ゴジラ」を見に来たはずなのに。
(ガメラも好きですけど)

2時間の長尺、この手のリメイクは必ず
後半寝てしまい、内容が頭に入らないものですが、
予断を含まず見たら、これがなかなか。
ツッコミどころが多くて「面白い」

渡辺謙さん。
もう、完全に端役です。
でも、引き立て役に徹していて、
個性をつぶそうとする努力が、痛々しいほど。
芹沢博士は、初代(1954)では、
戦争のトラウマを抱えた個性と異形の人物。
せめてアイパッチつけてほしかった。
今回、扱いがただの研究者、忠実なアメリカの手先。
自分のプロジェクトをあっさり米海軍に引き渡し
ちゃっかり空母サラトガでゴジラとハワイ旅行。
これでは平田昭彦に怒られるよ。

敵怪獣の「ムート」
エイリアンの造形に、
ギャオスとカマキラスといろいろ入っている。
動きとか、もうトランスフォーマー。
実は夫婦怪獣で、くちばしでチュウまでしちゃう
卵を産むためにサンフランシスコに襲来したのを
「天敵」ゴジラが退治するという、「ゴジラの逆襲」なのだ。

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| ドラマと映画 | 07:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画『超高速!参勤交代』の感想

マラソン、居合、剣術、プラス、
水戸街道を逆戻りというロードムービー!

アクションあり、笑いあり、アイディアあり、
「七人の侍」「大江戸捜査網」「水戸黄門」
そんな名作のパロディと
オマージュがふんだんに盛り込まれ、
さらに出演者がスゴイ。
私の好きな「相棒」「花子とアン」「古畑任三郎」
でおなじみのうまい役者さんたち。

とくに「花アン」チームが
おとうやん(伊原剛史)おじいやん(石橋蓮司)が
めっちゃ活躍。
亀ちゃん(寺脇)、米澤さん(六角)、
今泉さん(西村)の、はみだしデカ組は
ぬれたり、走ったり、ふんどし姿になったり…

亀之助の吉宗がいい。
「土の匂いのする大根を信じた」
「いわきの土を汚すことがあってはならぬ」
福島の土が汚されてしまったいま、心に響く。

そういえば、金に任せて政治を行う
陣内孝則が東電にしか見えない。
福島の小藩の災難は
まさに弱いものを切り捨てる政治。
襲いかかる、ピンチに次ぐピンチ。
だが、それを見事に乗り越え、大逆転を勝ち取る

この映画の製作意図は、多分、時代劇の復興。
水戸黄門終了後、レギュラー番組がTVから消え、
映画も激減。
太秦映画村は観光でようやく存続しているありさま。
こんな今だから、製作者は、若い人に
時代劇の面白さを知ってほしいんだよね。

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| ドラマと映画 | 07:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『磁石男』~毒舌男と恋愛あまちゃん女のラブコメ

向井理さんの『磁石男』見ました~。
農業体験を通して婚活をおこなう毒舌男子(向井)と
そこそこできるというキャリアウーマン(相武紗季)が
ま、いろいろあって恋に落ちるというお話。

一言でいえば、ラブコメの舞台を農業に置き換えた
マンガみたいなストーリー。
描き方が、類型化された人物ばかり。
うーん。わかりやすい。
頑固でイケてない、意地悪なことしか言わない男が、
実できる男で、イタリア語がペラペラだったんですぅ、
よく見たらかっこよかったんですぅ、
ということなのだ。

なんというか、
『銀の匙』なんか読んじゃってからだと
ビジネスとしてどうだったのかな、
大庭ファーム成り立つの?
牛のいじり方ひどくない?
いろいろ感じてしまうのです。
牛にマニキュアはないよね。

30歳独身、都会でしか生きたことのない
小日向しおん役の相武紗季さんが、
牛の匂いや重労働によく耐えて、
体当たりで頑張ったというところが
ポイントでしょうか。

いま、『林業男子 いまの森、100年先の森』
という本、読んでます。
映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』
に便乗して出された本。
(もちろん三浦しおんさん推薦)
なぜか高学歴の若い人が林業に集まってきてる、
東大卒女子もいるんだよ、
というのにビックリ。
そういう流れらしいですよ。

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| ドラマと映画 | 04:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画『青天の霹靂』良かったです。

原作既読組としては、
「劇団ひとりの監督力は大丈夫?」
「大泉洋の色が出過ぎないか」
「昭和30年代ってCG抜きで再現できるの?」
いろいろ老婆心でした。
とにかく、泣けたわ~。

原作のなかで大きなウエイト占めていた説明は
「基本、映像で一発でわかってもらえる」という姿勢。
モノローグや状況は一切省いた分、
春夫、親父、お母さん、演芸場の芸人たち
一人一人の感情がよーく表現されている。

なんだか、忘れていた気持ちが蘇る映画なのです。

ネタバレになる部分は説明できませんが、
大泉洋のための映画になっていて
「手品」ってこんな魅力的な演芸だったのねと、
改めて感動。

一つだけ注文を言えば
柴崎コウが「美人過ぎる」点。
これじゃ主人公が惚れちゃいまっせ。

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| ドラマと映画 | 07:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ドラマ『THE MENTALIST (メンタリストの捜査ファイル)』見てます

話題のアメリカTVドラマ
『THE MENTALIST (メンタリストの捜査ファイル)』
を見ております。
(もちろんDVDの吹き替え版)
地味な女性捜査官(上司)と
イケメンの犯罪コンサルタント(部下)。
アメリカらしい猟奇的な連続殺人事件に挑む
クセのあるCBI捜査官たち。

科学捜査と心理捜査の
火花散らす意地の張り合い、
事件は陰惨なのに
やたら明るい捜査メンバー、
さらに毎回メンタリスト・ジェーンの
隠れた特技も登場、
これが面白い。

おお、アメリカ版「右京さん」だ~
『万能鑑定士Q』も映画になるみたいだし
今、「プロファイリング」が来てますねっ。

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| ドラマと映画 | 07:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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