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種の起源 まんがで読破(ダーウイン)

情熱的な青年・ダーウインが
ビーグル号に乗り込み、
世界の不思議な生物、
化石、標本を集めて旅をする。
そして、妻や教会に遠慮しながら
おそるおそる発表した「進化論」

その発見は、個人の独創ではなく
ヘンズロー、ラマルク、マルサス、
フッカー、ハンスクリー、ウオレス…
さまざまな学者たちの見解に影響され、
たどり着いたものだった。

うーん…。
「ダーウインの『種の起源』」というより
「進化論」と「偉人伝」の解説本なのだ。
シナリオライターさんはグールドなどの解説を
かなり読み込んでいるみたい。

「マンガだけで読んだ気になっちゃう」というのが
大変危険だと思うわたしですが、
この内容なら納得です。

ただ、ライターさんの手腕が素晴らしいのに
名前が載ってないのは謎。
もったいないなぁ。

種の起源

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恋につける薬(吉村 琉香)

名前しか知らなかった名作をマンガで読む。
それもいっぺんに7本も。
「嵐が丘」「椿姫」「サロメ」「たけくらべ」など
ストーリーだけじゃなくその成立の
背景までがわかっちゃうお得版。

この漫画で、古典的名作に興味がわいて、
本屋さんでちょっと読んでみようかな、と手に取ってみる
そんな高校生が眼に浮かびます。

恋愛文学喫茶「門兎」
ホントにあったら
ちょっと行ってみたいなぁ。

恋につける薬

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| コミックス | 07:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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たくのみ(火野 遥人)

「読書メーター」に書けなかった本の感想を
まとめを書くだけの、
備忘録的「雑記帳」になって、はや1年。
あとから読むと、うーん、なんだかなぁ、
というブログです。
今年もどうぞよろしくお願いします。

最近、「たくのみ。」という漫画、読みました。
お酒好きの女子のアルコール浸りの日々を
コミカルに描いた作品。
女の子がとにかく可愛い。
おおっ、ここにもたくのみがいたのかっ!

たくのみ。

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いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(竜田 一人)

福島第一原発の現場処理を
淡々と続ける下請け労働者たち。
地味な仕事を紹介するルポルタージュ。
彼らがいなければ、
原発の封じ込めはできないのだ。

一日2万円という高額の日給にひかれ
現場にもぐりこむまでの経過。
下請けをピンハネするシステムの悲哀。
ここまで明かしちゃっていいのか、
という事故現場の配置図や
立芝第二休憩所の詳細な見取り図。
とくに、猛暑の中で作業するため
手袋いっぱいにたまった汗が飛び散る描写。
その苦悩に満ちた現場を見事にあらわしている。

2巻では再び現場に戻った
「日常」の日々。
行き場のない怒りを抱え、
それでも原発現場で働かざるをえない
現地の人々の思いも伝わってくるのだった。

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記

ダウンロード (2)

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| コミックス | 07:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マンガ日本古典文学・徒然草(長谷川法世)

前半は「枕草子」を意識したエッセイ。
当時の上流社会と市井の人々の暮らしを
垣間見るようで楽しい。
しかも、あくまで上から目線。
後半の無常観にあふれた、
僧侶としての独断と偏見による諫言。
「身勝手」ともいえる世間への断言が面白い。

妻を持ってはいけない(190段)、
知ったかぶりはくだらない(234段)、
何も期待しなければ誰も恨まずに済む(208段)、
どうせ死んだら何も残らない。
願いはみな妄想(241段)。

うーん。
よっぽどいやな目にあったんだね。

マンガ日本文学・徒然草

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| コミックス | 07:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ねじの人々①(若木 民喜)

若木先生の新境地。哲学する萌えマンガなのだ。
自分が何者なのか、なぜ存在するのか悩むネジくん。
突然登場する非実在アドバイザー・ルネ。
真理に近づくと見えてくる美少女マコ。

哲学をベースにした若木先生の
自分探しの旅ともいえる本。
みんな悩んで大きくなったぁ!ということなのかも。

「客体真理と主観的真理」に登場した、
謎のパンツ職人・シスターガイスト、
また登場しないかなぁ。

ねじの人々

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| コミックス | 07:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なのは洋菓子店のいい仕事②(若木 民喜)

「実は私…、セージ君の許嫁なのです」
きたぁ、ゴスロリ美少女、
だけど中身は女性版・桂木桂馬、
頭でっかちな理論派(?)お嬢様・ことは。
俄然面白くなってきた。

なにか、若木先生の持てる技を
すべて投入し始めたという感じ。
雪近VSタイムの勝負もキレがあってよかった~。

なのは洋菓子店のいい仕事②

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| コミックス | 07:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒストリエ9(岩明 均)

アテネに苦汁を飲まされたマケドニア軍。
エウメネスは、ビザンティオン戦の名将
フォーキオンに会いに、アテネに乗り込む。

正面から交渉に入る、と見せかけて
二重三重の仕掛けがあるのがマケドニア流。
竹中半兵衛と秀吉を
合わせた以上の書記官の活躍。

9巻が出るまで、時間がかなり空いてたけど、
きれいにうまく、つながった。
ピレウスの裏の支配者・
メランティオスの正体が
あの人だったとは!
はい、驚きました。

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ヒストリエ9

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『ジョジョの奇妙な冒険』研究読本 JOJOマニア―蘇る!オラオラ伝説(目黒卓朗)

いよいよディオとの対決に入った
アニメ版「ジョジョの奇妙な冒険」
うちでは子供たちがハマっております。
とても丁寧に作られていて、原作に忠実。
SC編は、ジャンプ連載時に読んでいた私も
思わず引き込まれます。

そんな「奇妙な冒険」を、
時系列で追いかけ
スタンドの元ネタを並べ
時代背景と薀蓄を語る。
まさに、私が子供に自慢したいことを
本にしたようなマニア本。

些末な矛盾点やオタク知識の羅列に
熱くなるけど、ちょっと途中で疲れます。
何より、公認されてなかったのか
荒木先生の絵が一枚も入っていないのが
残念でした。

ダウンロード (12)

『ジョジョの奇妙な冒険』研究読本 JOJOマニア―蘇る!オラオラ伝説

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| コミックス | 07:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジョジョの奇妙な名言集(荒木 飛呂彦)

「貧弱貧弱ゥ」
「策ではないッ勇気だ!!」
「相手が勝ち誇った時、そいつはすでに敗北している」
「すべてはッ己の弱さを認めた時に始まる」
「師範代、あんたのしごきに対して礼を言うぜ、
グラッツェ、ロギンス」
「ワムウ、奴は戦闘者としてあまりに純粋過ぎた」

どっかで使いたい、名ゼリフが並んでいる。
だけど、仕事場で使ったら100%意味不明ですよね。
読んでニヤニヤするだけにとどめておこう。

ジョジョの奇妙な名言集 part1〜3 (集英社新書ヴィジュアル版)ジョジョの奇妙な名言集 part1〜3 (集英社新書ヴィジュアル版)
(2012/04/17)
荒木 飛呂彦

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新・信長記 天(黒鉄 ヒロシ)

大河ドラマやヒーロー然とした
コミックスの重要人物としての
信長が好きだった私。
マンガの信長本はたいてい読んできましたが、
ここまでグロイとは。

黒鉄ヒロシの緻密な歴史考証と
鋭い観察眼に驚きつつ、
全く違った信長像が浮かんでくる。

虚像が独り歩きする日本史の中では、
こうした、ぜい肉をそぎ落としてゆく作業が
他の人物にも、絶対に必要なのだと思う。

新・信長記 天新・信長記 天
(2012/09/21)
黒鉄 ヒロシ

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| コミックス | 21:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マンガの深読み、大人読み(夏目 房之介)

ジョーと飛雄馬の徹底分析、
というのが読みどころ。

原作者、漫画家、編集者、アシスタント
、多くのインタビューの中で
両作品の凄さが浮かび上がる。

夏目さんのマンガ評論は
「上から目線」と「知ったかぶり」が嫌いなんだけど、
マンガ研究という分野が
一般化していることがよくわかる。
でも、こういう読み方して楽しいかな?

マンガの深読み、大人読み (知恵の森文庫)マンガの深読み、大人読み (知恵の森文庫)
(2006/11/07)
夏目 房之介

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