| PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

ゴジラ映画音楽ヒストリア1954~2016(小林 淳)

「豪速球のドラマツルギーを語り、暴れっぷりを、
大きな構成のオーケストラが奏でる響きで真正面から語っている」
『シンゴジラ』でも、効果的に使われていた伊福部『ゴジラ』

ゴジラ一作目は戦後10年で作られたもの。
だからこそ、戦争中の
「軍楽隊の吹奏楽調をさけ、弦楽器を織り込まれた」
そんな伊福部さんのポリシーが反映しているという。

トクホのお茶のCMでもおなじみ「怪獣大戦争」のテーマ。
「映画快感と劇的高揚を高める」という解説の通り、
時代を超えて、ジャンルを超えてのアピール力は全く衰えることがない。

そして「モスラの歌」に秘められた
民族音楽の深みとタガログ語で作られた歌詞の完成度。

様々な一流の作曲者が手がけてきたゴジラ音楽。
それぞれの個性とゴジラのストーリーを
もう一度思い出させてくれる。

ゴジラ映画成功の、大事な鍵は、
音楽あった、と言えるのではないか。

ゴジラ映画音楽ヒストリア

51C-sXbl9h.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

| 読んだ本 | 07:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

オリンピアと嘆きの天使 ヒトラーと映画女優たち(中川右介)

同時代を生きていた2人の天才的女性
ヒトラーに愛された、レニ・リーフェンシュタールと
『嘆きの天使』で大抜擢された、マレーネ・ディートリッヒ。

2人を軸に、戦争と平和、そしファシズムの戦い、終戦、戦後。
彼女たちの壮絶な生き方を描く。

さらに間接的に戦意高揚映画に出ていた原節子、
父がヒトラーの協力者で、幼年期に
ナチスの軍靴に翻弄され続けたオードリー・ヘプバーン。
この2人が絡んでくるのだ。

弾圧に堪え、権力にすり寄って、
それぞれ頂点にたどりつく。

また反ナチスの活動で、
泥だらけになり最前線で
連合軍の慰問に走り回るデートリッヒ。
しかし戦後のドイツでは、
裏切り者として評価されなかったのだ。

1周回って知らない話がたくさんあった。
戦場に響く、彼女の『リリーマルレーン』。
慰問先で発表されるノルマンディー上陸の知らせ。
連合軍の前で、ジャン・ギャバンとキスをする
デートリッヒの輝きは今読んでもまぶしい。

だが、ナチスの暴力をしらなかったと言うドイツ人たち。
実はデートリッヒの姉も、
ナチスに間接的に協力していたという。

生き残るために何でもしなければならない、
それを断罪されても…というせつなさ。
個人の弱さと国家の暴力の関係は
どうしようもないのになぁ。

オリンピアと嘆きの天使

ダウンロード (22)

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

園芸家の1年(カレル・チャペック)

親バカならぬ「園芸バカ」としての
ユーモアあふれる園芸日記。
「植物バカ」たちの愛すべき自虐ネタの数々。
園芸家でもないけど、思わず吹き出してしまう。

寒さと戦い、雑草と戦い、日照と暑さに戦い、
子供のいたずらを嘆くチャペック。
やさしさと博物学的な知識、
ウィット溢れる文章とヘタウマなイラスト。
ホッとしたいときに読むのいいかも。

でもこの作品は、ナチスの影が忍び寄る
「恐怖の時代」に書かれたもの。
「ナチスの影」がチェコスロバキアに迫っていた時代。
その中で描かれた作品なのだ。

チェコ版『この世界の片隅に』といってもいいかも。
どんな時代でも
「想像力を上へと育てる」。
「神様のおかげで、私たちはもう1年未来に進むのだ」
という決意。

その大事な部分を解説する、
いとうせいこうさんの「あとがき」が
さらに素晴らしかった。

園芸家の1年

ダウンロード (21)

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

読書は1冊のノートにまとめなさい完全版(奥野宣之)

選ぶ本のヒット率を上げる。
マーキングして読む。
記憶に残るように読書ノートを作る。
それを読み返したりして、活用する。
自分にとって大切なことを、一言で書く。

「感想文」と言うと大変だけれど、
この「一言でいいよ」「1番面白かった部分だけ」という発想。
多読派、雑読派として、すごく共感します。

読書は1冊のノートにまとめなさい完全版

ダウンロードx

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

ジブリの仲間たち(鈴木敏夫)

電通と博報堂を交互に使うというのは
徳間社長のアイディア。
糸井重里の起用、東宝、日テレ、
さまざま会社とのタイアップの成功。
「もののけ姫の半分」と言われて
カチンと来たと語る鈴木敏夫。

仕掛けが次々成功し「千と千尋」だから
1000 + 1000で2000万人が見た大成功になった。
CMに「カオナシ」を前面に打ち出して、
冒険ではなく哲学を得るとして成功する。
徹底的な宣伝戦の裏話がどれも楽しい。

「1つのことに向かっていくのは大変。
学生運動もある意味でお祭りだった。
仲間をふやすオルグ、これも楽しかった」と語る鈴木さん。
あふれ出す楽天性が、スタジオジブリの活力なのかも。

ジブリの仲間たち

ダウンロード (20)

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

音楽家 村井邦彦の時代(松木 直也)

アルファレコードの代表。
赤い鳥、ガロ、ハイファイセット、吉田美奈子、
サーカス、YMO、ユーミン、
ブレッド&バターやシーナ&ロケット…
みんな村井さんが仕掛けたのだ。

18歳のユーミンを担当させられて、
「大変な人を引き受けてしまった」と困ったかまやつひろし。
そして25歳の細野晴臣、
22歳の松任谷正隆、林達郎、鈴木茂のキャラメルママが誕生。
完璧に近い形で『ひこうきぐも』を作り上げていく。

「魔女」として売り出されたユーミン。
TBSの林美雄のパックイン・ミュージックで注目を集め、
ビックになっていく話が載っていて嬉しい。
『旅立つ秋』は林さんへ鎮魂歌だったのですね。

同窓会だった「アルファミュージックライブ」
むむっ、メンバーの豪華さは
なんとも表現しようがない贅沢ですね。

音楽家 村井邦彦の時代

ダウンロード (19)

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

藝人春秋(水道橋博士)

本名が小野クンだった水道橋博士の芸人列伝。
「自分以外役者はよぉ、全部上手に見えるんだよぉ」
と慰める石倉三郎。
「役者は待つのが仕事だ。でも俺たちのあと、
撤収するスタッフがいることを忘れないよ。」
という熱い一言。

「私がロックフェラーセンタービルを売った男」の湯浅卓。
「チャーリーズエンジェルを抑えていますから。」と言うビッグマウスに対し、
「俺がロックフェラーセンターを買った男なのね」と言う苫米地英人。
うーむ、いいコンビ。

テリー伊藤のADへの狂気のふるまい。
「おお息子よ」とのたまうポール牧師匠。

「今、いるのは30人の敵。
でもその周りに300人がいて、
またその周りに3000人がいる。
ある瞬間、その3000人が味方になるんだよ」。

「世の中にはいらない人、いらない命なんて、ないんですよ。」
という稲川淳二。
表紙のおどろおどろしさで敬遠していたけど、
人間への敬愛が滲みだす
そんな本なのです。

藝人春秋

61U9usGkx.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

大人に質問! 「大人ってどのくらい大変なんですか」(みうらじゅん他)

大人は自分の時間が短くなり、それを取り戻すために、
「わざと自分を困った状況に追い込んでいるんです。」
「不安になると、時間はたっぷり持て余すことができます。」
この答え、すごい。

「どうしてかっこいい人と結婚できるかなぁ。」に対しては、
「かっこいい優しい人と結婚したいのは本能。
でも「飽きる」という本能もある。
「今がベストだと、落ちていくしかないのです」。

「戦争っていつ始まるんですか。」
に対して、みうら先生は
「正義のためと言う台詞を口にした時から始まります。」
と明快。

そういう意味では
正義が好きな人が、最近増えてきた気がする。
ちょっと怖いです。

大人ってどのくらい大変なんですか

41SzDvv.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

ゲゲゲの鬼太郎謎全史(村上健司ほか)

漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の変遷の歴史を
徹底的に追求する本。

ガロ版の鬼太郎。
マガジンの鬼太郎は有名だけど、
少年サンデー版、
「田中ゲタ吉」と名乗った「週刊実話」版、
妹がいる鬼太郎、
ベトナム戦争を戦う鬼太郎
何でもありなのだ。
国盗り物語。世界の妖怪達と闘う世界篇。
バリエーション豊かな鬼太郎ワールドが楽しめる。

幽霊族の目玉オヤジの設定も、
掟を破って結婚した母親、という設定も、
「なりゆきで鬼太郎育てた」水木氏の存在も、
はじめて聞く話がたくさん。

どうやら設定は先生の気分で
コロコロ変わっているらしい。

鬼太郎の弱点は、サラマンドラの粉。
南の島で可愛い娘と結婚していた。
むうぅ…こんな鬼太郎ありなのと言う気もするが。

この本は6期目のアニメ化の頃、
もう一回読み返してみたい。

ゲゲゲの鬼太郎謎全史

61AGR940MC.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

ウオヅラコレクション(伊藤勝敏)

「ユカイ」な、いうより
「奇ッ怪」な顔の魚たち。

「魚だって歯が命」ブダイの出っ歯。
「タイガースファン」ムスジコショウダイ。
「気まぐれや」、トラスギ。
「何見てんのよ」と怒るオハグロベラ。

サブタイトルが、とにかく秀逸でした。
ウオズラコレクション

41CC6Drn0W.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

あかんやつら 東映京都撮影所血風録(春日太一)

東映の京都撮影所をめぐる
映画人達の血みどろの活躍。
きれいごとだけではない
ダークな部分ふくめ
そこには『血風録』にふさわしい、
歴史が隠されていた。
特撮とアニメでしか東映を知らない
私はびっくり。

企画を通すのも
「理屈抜きに」「面白い」が必須というポリシー。
活気があり、文字通り「殺人的」だった当時の撮影現場。

だが、次第にテレビに飲み込まれてくる映画産業。
そんな中、松竹の『蒲田行進曲』を、
東映京都が下請けするという事態になり、
本当に落ちたら死ぬ高さの巨大な階段セットなど。
深作欣二監督の行った「こだわり」の凄まじさ。

「東映京都の話はこんなに甘くない」といった
言葉に発奮した、春日さんの渾身のドキュメンタリー。
だけど、今後の京都撮影所はどうなるのか、
とっても気になる。

あかんやつら

51uExQjuq.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

叱られる力 聞く力 2(阿川 佐和子)

「か・り・て・き・た・ね・こ」
感傷的になるな、
理由を話す、
手短に、
他人と比較しない、
根に持たない、
個別にしかる。

カラッと、
けろっと、
さらっと、叱れ。

どうしても感情的になってしまう、部下への対応。
気難しい難しい父、阿川先生に
落語ネタで応酬した阿川佐和子さん。
さすがです。
一人暮らしを始めた娘のアパート、
やってきていきなり、
嫌味とオナラでマーキング。

うーん、この親子すごい。

叱られる力 聞く力 2

41jjeHMwb.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


| 読んだ本 | 07:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT >>