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仮面ライダー鎧武 第43話「バロン、究極の変身」感想

「禁断の果実は、お前の手の中にある」
逆さになって、舞をたぶらかすDJサガラ。
まさに、聖書の『失楽園』の蛇。

危険アイテム・ヨモツヘグリアームスで究極変身した龍玄、
こちらは『古事記』の黄泉比良坂からもってきてる。
イザナギは助からなかった、縁起の良くないネーミング。
「おれたち、仲間だったじゃないか…」
自ら体を差しだし、凶刃に倒れる紘汰。
主人公だから死にませんけど。

「オペは成功だよ」
凌馬先生は、黄金の果実の実を取り出し
しかし、舞ちゃんは帰らぬ人に。
すごい展開ですね。
ヒーロー、ヒロインが両方死んでしまった。

絶望し、凌馬に襲いかかるミッチ。
だが…仕込まれたブレーカーであえなく敗北。
アジトでの二人の立場の逆転。
演出が良かったです。

そして、心だけの存在になった舞ちゃんは
過去に飛んで、二人を戦いわないように
警告を告げるためにタイムスリップ!
いわば「ほむほむ作戦」だが、落とし穴があった。
時間の干渉で「言葉が変換されてしまう」
あの、意味不明な初期の
『世界樹の巫女』のセリフは
未来からの警告だったのか。
はげしく納得。

だが、さらにショッキングな事実。
このことが、ターゲットを探していた「蛇」に
彼らが「選ばれしもの」だという、
ヒントを与えてしまった。
結果が原因を作っていた…

そして、快斗さんはヘルヘイムの果実を齧って
自爆テロ的な最終変身。
ギルスか、ファンガイアをおもわせる
破滅的なヒーローへと転職。
「俺はだれにも屈しない」
でも、勝利者にはなれそうもない気がする。

来週は「アーマードライダー戦国」の幻想世界へ!
ストーリーは、最終話まで加速が止まらない。

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謎の独立国家ソマリランド(高野 秀行)

「傲慢で、いい加減で、約束を守らず、荒っぽい」
そんなソマリ人の国、ソマリアが
分裂して内戦を繰り返している。
もともと遊牧民で氏族社会。
5つにわかれた植民地支配時代から、
ようやく独立したと思ったのに。
ひたすら続く、
戦国時代と、南北朝と、源平合戦と、
応仁の乱がいっぺんに来たような大混乱。

その中で、北部の「ソマリランド」地域のみ、
統率のとれた奇跡の平和を保っている、
まさに「ラピュタだ」。
その理由を訪問しながら探ってゆく。

ハルゲイサ(ソマリランド)、
ボサソ(プントランド)、
モガディッシュ(南部ソマリア)
の全く違った三つの都市の状況と、
しかし、どこでも「ソマリ人」であるという気質。

そこにひきこまれていく著者と一緒に、
「どうしょうもない国」という先入観が消え、
好きになっちゃうんですよね、この国が。

謎の独立国家ソマリランド謎の独立国家ソマリランド
(2013/02/19)
高野 秀行

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怪獣記(高野 秀行)

ガセネタとばっかり思っていた
トルコの片田舎の怪獣ジャナワール。

だが、そこにいたのは
クルド人、極右政党、覆される証言、
逃亡する目撃者、イスラム原理主義。
背景はまたしても複雑。

でも、信憑性無くす証言と逆に、
怪獣ジャナワールが「本当はいたかもしれない」という
確信に変わってしまうのだ。

森清さんの写真と高野さんの
軽い文体に引き込まれたとき、
トルコのひなびた湖が
懐かしい風景に見えくる。

怪獣記 (講談社文庫)怪獣記 (講談社文庫)
(2010/08/12)
高野 秀行

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アジア新聞屋台村(高野 秀行)

外国人向け新聞に記事を書いてといわれて、
いった先は手作りに近い月刊新聞社。
それも、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、ミャンマーの5国語で、
編集方針も、管理運営もなく、いきなり編集顧問になり新聞づくりの日々。
いつもの冒険はないけれども、東南アジアの各国の国情と人々の性格が
楽しく、ときにセンチに盛り込まれた小説。

その中に隠された、高野さんの複数の外国語新聞社体験の
濃厚スープの出汁がよく効いている。
ほとんど「実話」というのがすごい。

アジア新聞屋台村 (集英社文庫)アジア新聞屋台村 (集英社文庫)
(2009/03/19)
高野 秀行

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ミャンマーの柳生一族(高野 秀行)

ミャンマーの話は、ほとんど関心なかったけど、
鎖国政策をとる軍事政権を、
「江戸時代」の「徳川家康(アウン・サウン)」
「柳生一族(キン・ニュン一派)」
「千姫様(スーチー女史)」に置き換えた途端、
力関係がイキイキと見え始める。

とんでもないと思えた比喩が
恐ろしいほど的確だったことに著者自身が驚いている。

他国と交流がないからこそ残る、
親切で人懐っこく、読書好きで、
懐かしい気持ちにさせる人々。
密入国しても通いたくなる国だったのだ。

ミャンマーで人気という
「武田鉄矢の映画」(ローマの休日のパクリ)が
猛烈に見てみたい。

ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)
(2006/03/17)
高野 秀行

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怪しいシンドバッド(高野 秀行)

世界を旅する高野さんの若き日の
辺境の旅コレクション。

混沌と暴力が渦巻くアフリカで
「リンガラ語」に助けられる話。
秘密警察に狙われながら
「日本人の女性の胸はなんで
モケモケ(ちいさい)なんだ」という話で
盛りあがっちゃうこの落差。

ビルマ、コロンビアなどの危険地帯含めて
人のいかないところへ「謎」を求めてさまよう
トンデモな体験ばかり。
ワクワク・ドキドキの冒険の本でした。

怪しいシンドバッド (集英社文庫)怪しいシンドバッド (集英社文庫)
(2004/11)
高野 秀行

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紙の月(角田 光代)

ペーパームーン、はロマンチックだけど詐欺師の話
紙の月、は「真面目に詐欺をした」おばさんの話なのだ。

「おやつは500円までだよ」のさりげない一言。
夫婦で軽井沢に行くのに許可を取らなくてはいけない、
じつに些細な原因で開いてしまった心の隙間。
それ以来、夫のお金でなにをするのもつらくなる。
転落する中年オンナの「心のひだ」の描き方が
唸りたくなるほど、実にうまい。

パート先での寸借と補てんの繰り返し、
若い学生への親切心からの借金の肩代わり
よけれとおもってはじめた貸し借りが
心の闇を呼び寄せる。
「得体のしれない万能感」の
虜になる主人公・梨花。

何が怖いかっていうと、
偽の証書を徹夜で偽造して
平然として出勤、夫とも生活。
偽装もまじめに「仕事」としてしまう。
ただ、金の感覚がおかしいだけ…。

やがて、友人たちもいつの間にか麻痺している
金銭感覚に気づきはじめる。
余韻がまた、考えさせられるのだ。

にこやかな笑顔の美女と旬なお笑い芸人が登場し、
さわやかなキャラクターがささやきかける、サラ金のCM。
「カード作っちゃいなよ」
「支払いはカードが便利ね」という囁きの毒素が
自分にも沁みこみつつあるのを
ふっと実感してしまうのでした。

紙の月紙の月
(2012/03/15)
角田 光代

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東京プリズン(赤坂 真理)

異国の地に置き去りにされた(留学させられた)
15歳の少女マリの孤独と葛藤の話。
同じ年の孤独な少女の凄惨な犯罪が報じられる中、
後半の「ものののけ姫」オマージュのシーンは、
ちょっと戦慄しながら読んだ。

1981年のメイン洲のハイスクールから物語は始まる。
電気の川(高圧電線)と地下の川(暗渠と化した川)にかこまれ
何かを隠している町、東京。
そこに暮らす40歳のマリが、
ハイスクール時代の模擬裁判やディベートを思い出す。
「天皇の戦争責任」「神はいるのか」「真珠湾は卑怯な行為」
高校生でこのレベルの話ができるだけでもすごいけど
責任者になりきり、「彼らの過ちのすべては私にある」
と切り返すマリ。
「孤塁を守る」的な切り返しは、大人になったマリの
意趣返しは成功したのか。

ガザの蛮行をいまだに支援するアメリカの姿勢を見ると
アメリカ人の反省の色は見られない。

東京プリズン (河出文庫)東京プリズン (河出文庫)
(2014/07/08)
赤坂 真理

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仮面ライダー鎧武 第42話「光実、最後の変身」感想

「そいつは、始まりの女になるんだよ」

古き民に変革をもたらす、聖書の『蛇』
DJサガラの正体は蛇であり、
ヘルヘイムそのものだという。
宇宙を渡り歩く、進化を促すインキュベーター
いや、エヴォリューター!なのか?

「お前は運命を選んでしまったんだ」
謎解きのために現れたサガラは
自分こそが、今回の黒幕だとうそぶく。
そしてそれは、人類の進化のためなんだ。

アダムとイブに林檎を食べさせたように
人類を次のステージにいざなう役目。
「おれはいつでも見守ってるぜ」
でも、いいのか、こいつを信じて?

舞を助けたいというミッチに、
危険ドラッグならぬ危険アイテムをわたす凌馬。
「愛するもののために命をささげるロックシードだ」
使うと死んじゃうとわかっていても
やっぱり使っちゃうんですよね。
それも鎧武を倒すために…
なんという、不毛な戦い。

それとは逆に、快斗の病状を知って、
態度が変わった湊さんが色っぽい。
新たなフラグが立ち、
可愛くなるのが楽しみ。

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アメリカ型ポピュリズムの恐怖 「トヨタたたき」はなぜ起きたか(齋藤 淳)

好調企業の突然の凋落が続いた。
情報漏えいでB社株が暴落、
中国の映像でM社も大打撃。

しかし、そんな事件を上回る世界を震撼させた
「プリウスの電子制御装置の暴走」騒動があった。
終わってみれば、ブレーキペダル下の
マットが挟まっただけの事件なのに、
扇動報道により、つぎつぎに押し寄せる類似訴訟の嵐。

震災とタイの水害で追い打ちをかけられトヨタが苦境に立たされる。
アメリカでナンバーワンになったがための、
プライドを傷つけられた国民と、
工場閉鎖に怒る労組、
弁護士の過当競争状態、
様々な要因が明らかにされ、
それを乗りきる、企業努力と信頼回復。

震災での「トモダチ作戦」も、
なんらかの見返りが必要という現実。
ポピュリズムへの理解と警戒は
これからますます重要という教訓の本だった。

アメリカ型ポピュリズムの恐怖 「トヨタたたき」はなぜ起きたか (光文社新書)アメリカ型ポピュリズムの恐怖 「トヨタたたき」はなぜ起きたか (光文社新書)
(2012/12/14)
齋藤 淳

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黒澤明が選んだ100本の映画(黒澤 和子)

黒澤明の天才や完全主義はよく語られるが、
知られざる「父」「男」「人間」としての姿が
残された文章から、
そして娘・和子さんの思い出から
くっきりと浮かび上がる。

理不尽なものへの怒り=反骨精神と、
弱い立場を見る時の温かい視線がうれしい。
世界名画カタログとしても使えそう。

でも、私の見たことある映画が
ゴジラ、トトロ、太陽がいっぱい、七人の侍など
100のうち15本しかなかった。
でもまだ、多い方だよね。

黒澤明が選んだ100本の映画 (文春新書)黒澤明が選んだ100本の映画 (文春新書)
(2014/04/21)
黒澤 和子

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日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土(孫崎 享)

領土問題については新聞もテレビも
「日本固有の」を自信たっぷりに言うけど、
実はその根拠もあやふや。
確かに、1870年代以前は沖縄すら所属が未確定。
世界の国境紛争を見ると
時代とともに国境は揺れ動いてきた。

いかにそれをクレバーに解決するのか、
そこが問題なのに、
アーミテージの「扇動」にのせられて、
対立路線をひた走り、
中国の強硬派の罠にはまった前原大臣。
失うものが多すぎた。

孫崎さんの提起する、
軍事力を使わずに対立を防ぐ9つの平和的手段。
「過去に学ぶ」とはこういうことかと、はげしく納得した。

日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)
(2011/05/11)
孫崎 享

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本へのとびら(宮崎駿)

宮崎駿の「岩波少年文庫」への思いをつづった50の書評を中心に、
児童文学の素晴らしさを感じさせるエッセイ集。

ドリトル先生、宝島、海底二万里、西遊記…
そして、あふれる中川李枝子、石井桃子へのリスペクト。
「ハイジ」から「アリエッティ(床下の小人たち)」、
最新作「思い出のマーニー」まで、
ジブリアニメの発想の底本が、
スタジオの隅にあった岩波少年文庫だったというのが驚き。

「あなたがこの本を忘れても、
あなたの中にこの家(本たち)はあり続けます」
アナーキーでモダンな父のこと、
原発や処理不能の借金を積み残したまま、
ファンタジーを作り続けていいのかという疑問、
宮崎駿の根幹に触れる問題提起もあった。

アウシュビッツに消えた作家の
「ぼくらはわんぱく5人組」と、
村岡花子が訳した
「ジェーンアダムスの生涯」が読みたくなりました。

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
(2011/10/21)
宮崎 駿

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おどろきの中国(橋爪 大三郎、大澤 真幸 他)

巨大な人口と生産力をもち、
様々な言語と民族を抱えた坩堝でありながら、
他国に対して強大な圧力をかけ、
内部では人民統制と権力抗争を抱えた謎の国、中国。

その原因を知りたくて読んだのに、
謎は深まるばかりだし、
皇帝と同じような構造だった
毛沢東崇拝や権力構造は、
内部でどうこうするのは難しい事態のようだ。

前原氏の対応ミスでの「外交の失敗」、
キリスト教文化圏対中国の話、
温室効果ガス取引での対応、
中国研究所設立など具体的な提起も面白い。

とりあえずはこれ以上の悲劇が起きないことだけを願う。


おどろきの中国 (講談社現代新書)おどろきの中国 (講談社現代新書)
(2013/02/15)
橋爪 大三郎、大澤 真幸 他

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『劇場版仮面ライダーアギトPROJECTG4』(2001東映)

近年のライダー映画に比べ
お祭り要素ゼロ。
敵の怪人もおんなじようなアントロードばかり。
ただ、自衛隊の一等陸尉・深海理沙を
演じる小沢真珠の異常なほど執念たっぷりの演技。
気持ち悪いほど似合ってます。

「あまちゃんの顔だ」という
水城三等陸尉の言葉と対象的な
「G3として戦って勝ち目はないわ。
氷川誠として戦って。」のセリフ。
こっちの小沢さんは
焼き肉を食べまくってただけの印象だけど
とってもキュート。

仮面ライダー映画なのに爽快感が全然ない。
少年の演技とモブシーンの多い戦闘。
テレビ版に続く、というエンディング。
映画館で見たらちょっとつらかったかもしれない。

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(2009/05/21)
特撮(映像)

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| 特撮ヒーロー | 07:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『パシフィックリム』(2013アメリカ)

世界各地に、次々に襲いくる「怪獣」
地球の裂け目からやってくる異形の姿と
ヘンテコな名前。
これは新ゴジラの「ムートー」のもとかぁ。

二人で1体を動かすシンクロ・プレイ。
次々に建造される各国の人型巨大ロボット。
エヴァンゲリオンのオマージュが随所にある。

「シャッタードームへようこそ」
香港基地にやってきた主人公に紹介される世界のイエーガー
中国武術や壁の落書きが漢字なのがいい。

巨人は防げるが怪獣には効かなかった「いのちの壁」
計画がやっぱり失敗。やっぱり汎用人型兵器の方が
しっくりきますね。
もはや、時代遅れの機体「ジプシー・デンジャー」に
再び乗ることになった主人公。
そして怪獣への復讐に燃えるヒロイン・マコ。

過去のトラウマから暴走するマコが
思い出していたのは竹ノ塚商店街での怪獣襲撃と
ベントコスト司令官との出会い。
心の描写も大変わかりやすい。

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| ドラマと映画 | 07:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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仮面ライダー鎧武 第41話「激突!オーバーロードの王」 感想

ついにヘルヘイム編が終了!?
ロシュオは下剋上でレデュエに倒され
次週から闘いは、再び沢芽市に。

「フェムシンムの民はこれで一人残らず滅びたわけだ」
どうやら、オーバーロードは
この別世界のビートライダーズのようなもの。
創造と破壊の力、果実の力を使って戦い、
それに支配されてしまった存在だったようだ。

「人類をどうするつもり?」
「これはあいつらが決めることさ」
バッドエンド以外の未来の可能性が
少し見えてきた。

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『ゴジラ』(1954年日本)

「水爆実験で安住の地を追い出された」
という設定の初代ゴジラ。
ジュラ紀から白亜紀の水生爬虫類だったのです。
(「200万年前のジュラ紀」というのは
香山滋の原作がそうなってるから、許してあげよう)

国会に押し寄せる陳情団。
「いやだね、また疎開だ」というサラリーマン。
アメリカを気にして発表を遅らせる政府、
政府に迫る女性議員(なんと菅井きんです)。
戦後すぐの世相が、なぜか新鮮です。

芹沢博士は、原爆水爆は人類によって発明され
すでに恐るべき兵器となって使われてしまった。
この過ちは繰り返したくない。
芹沢博士は、その願いで、ゴジラすら殺せる
「オキシジェン・デストロイヤ」を封印してきたのです。

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ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言(原田マハ)

「私にとって、書くことは喜びであり、闘いでした」
道ならぬ恋におち、
合作で始めた小説の道を歩む
ジョルジュ・サンドの姿に自分を投影。

そして、「ここから出して」という
タペストリーとの対話、そしてドラクロワの助言。
5枚の見事なタペストリーのカラー図版が、
小説と見事にリンクする。
キューレターである原田さんならではの美術の世界。
美しい。

ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言
(2013/09/26)
原田 マハ

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一分間だけ(原田マハ)

今回は犬の飼い主の話。
もう、原田マハの広角打法に死角なし、である。

飼うきっかけはともかく、
犬の世話と仕事の両立、パートナーとすれ違いと別れ、
無理がたたってのトラブル、仲間や上司との寛解。
見事にまとめてくれた、きれいなセンター前ヒット作。

犬を買ってきた経験から、わたしも理解していたつもりだが、
「うちの子も、闘病したのよ」から始まる、
怒涛のマハ節のラッシュと、
「おれがいるだろ、無理すんな」
が乾いた沁みる。

そして、最後の1分間で、
もう、こちらの解毒(デトックス)完了。
リラが引き寄せてくれたんだよね。
うーん、やっぱりパートナーは犬が最強。

一分間だけ (宝島社文庫)一分間だけ (宝島社文庫)
(2009/06/05)
原田 マハ

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「たくのみ雑記帳」って何?

またまた、名前が変わりました。

『たくのみ雑記帳』
由来はもちろん、大槻ケンヂさんの本
「のほほん雑記帳」の
「雑記帳」とかいて「のおと」と読ませる、あの感覚。
ひなびていて、かつオシャレであこがれます。

自分の道は守りながらも
毒にも薬にもならないふうに見せて
ひねた見方で理屈っぽく語ったり、
門外漢としてチクリと刺してみたり。
フェイスブックやツイッターではない
ブログという、字数制限のない世界の気軽さと通じる、
大槻さんの読書メモの自由さが素敵でした。

まぁ、そんな高見は目指しませんが
「たくのみブログ」というブログがあんまり多いんで
ちょっと気分転換です。
これからもよろしくお願いします。


のほほん雑記帳(のおと) (角川文庫)のほほん雑記帳(のおと) (角川文庫)
(1997/04)
大槻 ケンヂ

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| 日記など | 01:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジヴェルニーの食卓(原田マハ)

史実を取り混ぜたフィクション、なのである。
美術の知識や画家の生涯に
関心がないととっつきにくい小説なのだ。
マティス、ドガ、ピカソ、セザンヌ、モネ。
印象派の解説書と名画カタログを脇に置くと、
絵が語りかけてくるように
物語の世界にひたることができる連作。

食うに困った元パトロンの家族が転がり込み
10人の大所帯を養うことになったモネを描いた表題作がとくに印象的。
「君は成功しすぎることの危うさと、自信喪失の両方を何度も経験してきた。
それは、君が勝者となる条件だったといえるのではないか。」
クレマンソーの手紙がモネを突き動かす。

巨匠たちの不遇の時代、それを支えた家族や友人。
このエピソードを踏まえて鑑賞すれば
印象派の作品がまた違って見えてくる。

ジヴェルニーの食卓ジヴェルニーの食卓
(2013/03/26)
原田 マハ

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ごめん(原田マハ)

倒産、植物状態、がん、テロのまきぞえ、
突然の不幸と向き合う女性を描く4本の短編。

家族をめぐる抜き差しならない事件を通して
冷めきった夫婦が動揺し、
めちゃもてマダムが惑う、
深刻になりすぎないのが原田マハ流なのだ。

「早く結婚しなさい。
そして年下のボーイフレンドを作って、
金持ちと付き合うの。
人妻のブランドをいかして。」
こんなことを真顔で言っちゃう主人公、
そして見え隠れするマハさんの視点。

「少年とは、いい男の代名詞である」
そんな都合のいい部下も現れて
目標を持ち、飛び回るカッコいい女と
縛られ過ぎるダンナの対比。
男がちょっと、かわいそうなのだ。

ごめんごめん
(2008/05/27)
原田 マハ

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思い出のマーニー(ジョーン ロビンソン)

入江のボート、ショートパンツ、
ラベンダー、あっけし草…
マーシュ(しめっ地)での二人をつなぐ
小さな出来事と豊かな自然。

学校や家になじめないアンナと
避暑に来ている恵まれたマーニー、
二人の思春期の少女が入り江の町で出会い、
不思議な力で、強く惹かれあう。

でもこれ、映画にすると厳しいんじゃないの。
と思ったら、やっぱりジブリはすごかった。
私の予想を3倍くらい飛び越えた映像。
この話を日本に、北海道に、現代に
持ってくるとこうなるのかぁ。
米林監督の演出が素晴らしい。

はい。3回泣きました。

思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)
(2003/07/16)
ジョーン ロビンソン

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剣と禅のこころ(佐江 衆一)

45歳から武道に目覚め、杖術、居合道、
剣道、古武道をたしなむ作家・佐江衆一さん。
武蔵の「道の器用」「観見二つ」「朝鍛夕練」などをひきながら、
自分の到達した人生観について語っている。

「観の目」は心の目。こちらは強く。
「見の目」は肉眼の目。こちらは弱く。
見た目、雰囲気に左右されない、それが「観見二つ」
ううむ、使ってみたいセリフだ。

「道の器用」は、要するに「好きこそものの上手なれ」。
でも、これに気付くのに遅すぎるということはないのだ。

無私の心に到達する『禅』。
剣の道に取り入れられた、様々な思想が実に深い。
葉隠、鉄舟、道元、良寛、
そして剣豪、剣客たちの名言と思想。
軽く悟った気になれちゃう本なのです。

剣と禅のこころ (新潮新書)剣と禅のこころ (新潮新書)
(2006/10/14)
佐江 衆一

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仮面ライダー鎧武 第40話「オーバーロードへの目覚め」 感想

「これ(黄金の果実)は創造と破壊の力
救われるのは王か世界か
新たな世界の創造主は、次の世界の破壊神だ。」
紘汰は闘いに勝ち残っても
そこにあるのは孤独だけ。

レデュエの見せる夢の世界では、
裕也がライダーで、紘汰がインベス。
恐怖され、追い回され、淘汰される存在に。

立場の入れ替わった世界で苦しむ
「お前は世界の外側にしか立てない」
ライダーに追われる紘汰
なぜかやさしいインベス達
「先に行け、仲間が待っている」
その先には…
オーバーロードとなった紘汰を受け入れるレデュエ

でも、四聖獣に囲まれているのに
なんか弱そう。
倒錯した闇の世界に取り込まれそうになる展開
もっと膨らませてほしいけど
これでは二択にならないぞ。

固い決意が宿った、という話だけど
いまひとつその理由が不明確。
舞ちゃんを守りたい、仲間を守りたい…
それだけでいいのかなぁ?
虚淵脚本にしては少し甘口でした。

来週、いよいよ舞ちゃん救出だ~

仮面ライダー鎧武/ガイム 第四巻 [DVD]仮面ライダー鎧武/ガイム 第四巻 [DVD]
(2014/05/16)
佐野岳、小林豊 他

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評価と贈与の経済学(内田樹、岡田斗司夫)

揚げ足取りの名人、内田・岡田両先生の対談。
インターネットは悪口を書くことに特化、
これを「ほめる」装置にしたい、という内田師。
人間には「本音がある」というのは幻想、
これを壊したい、と岡田氏。

「単独で誰にも迷惑かけない」、より
「集団で迷惑をかけたり、かれられたりして生きる」ほうが、
生きのびる確率が高い、
「拡張型家族共同体」が必要という内田さんに、
「家族の株式会社化」で対抗する岡田先生。

速球にセーフティバントの勝負は、内田先生の勝ち。
「老害論」「修業論」などが展開され、
若者代表とオジサン代表のバトルは
知性の復活の方向でようやく一致する。


評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)
(2013/02/23)
内田樹、岡田斗司夫 FREEex 他

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日本詣で(嵐山 光三郎)

死んだら棺桶に入れてほしい。
著者にとって、そんな愛着のある本なのだ。

全国48都道府県をめぐる思い出を
栃木は「マロニエ県」、
群馬は「クルマ県」、
茨城は「野ばらの城」
ロマンチックな懸命の由来を盛り込みつつ、
都道府県にまつわる4ページエッセイがきれいに並ぶ。

桃を売りに来る「山梨出身」の桃の押し売りだったり、
埼玉はラブミー牧場の深沢七郎オヤカタの話、
じつに個人的かつ思い出の偏り方が楽しい。

23区編は
若き日の荒廃した青春の渋谷区、
檀一雄の思い出だらけの練馬区、
文人たちと思い出や編集者としての知己。
様々な嵐山さんの過去が開帳されていくのだった。

日本詣で日本詣で
(2001/06)
嵐山 光三郎

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| 読んだ本 | 08:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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人妻魂(嵐山 光三郎)

朝ドラで話題の「柳原白蓮」をはじめとした、
戦前の文学界の女性が注目されている。
これた、嵐山視点で見た、
明治・大正期の女傑図鑑だった。

古い時代を打ち破ろうとする女性たちの、
タガが外れたような
言動、行動、妄言、迷走、の数々。
確かに男も悪いけど、文豪たちを苦しめ、
もてあそんだ女たち。
家柄のいい清楚な女学生が、
教師に騙され、文学者に落とされ、妻となって豹変し、
心中まで追いつめてしまう情念を発揮する。

女性は「戦後強くなった」のでなく、
最初から強かったのだ。

夢二、鉄幹、藤村、白秋らにより、
もてあそばれた女たち。
そして、波多野秋子、岡本かの子、森三千代、
宇野千代、らいてう、など巻き込み型の猛女たち。

怖いけど会ってみたい、と思ったのは
私だけではあるまい。

人妻魂人妻魂
(2007/08/23)
嵐山 光三郎

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桃仙人(嵐山 光三郎)

「ギターを弾くことは病むことだ」
桶川のラブミー牧場という、
矛盾だらけの「新しき村」をつくった
オヤカタ=深沢八郎さんを回想する小説。

16カ条のおきてを1つでも守らない人は、
どんな友人でも「斬って捨てる」仮借なさ。
天才と狂気の同居に、面白がっていた文化人・マスコミ関係者
素敵な桃源郷だったのに、次第に狂い始める歯車。

あとから読むと、この症状。
認知症だったのかも。

最後まで側近であろうとした嵐山さんも
ある一言で嫌われてしまう。
しかし、最後まで不思議で憎めないオヤカタの姿。
これも昭和の男の生き様の一つだ。


桃仙人 - 小説 深沢七郎 (中公文庫)桃仙人 - 小説 深沢七郎 (中公文庫)
(2013/01/23)
嵐山 光三郎

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