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オリンピアと嘆きの天使 ヒトラーと映画女優たち(中川右介)

同時代を生きていた2人の天才的女性
ヒトラーに愛された、レニ・リーフェンシュタールと
『嘆きの天使』で大抜擢された、マレーネ・ディートリッヒ。

2人を軸に、戦争と平和、そしファシズムの戦い、終戦、戦後。
彼女たちの壮絶な生き方を描く。

さらに間接的に戦意高揚映画に出ていた原節子、
父がヒトラーの協力者で、幼年期に
ナチスの軍靴に翻弄され続けたオードリー・ヘプバーン。
この2人が絡んでくるのだ。

弾圧に堪え、権力にすり寄って、
それぞれ頂点にたどりつく。

また反ナチスの活動で、
泥だらけになり最前線で
連合軍の慰問に走り回るデートリッヒ。
しかし戦後のドイツでは、
裏切り者として評価されなかったのだ。

1周回って知らない話がたくさんあった。
戦場に響く、彼女の『リリーマルレーン』。
慰問先で発表されるノルマンディー上陸の知らせ。
連合軍の前で、ジャン・ギャバンとキスをする
デートリッヒの輝きは今読んでもまぶしい。

だが、ナチスの暴力をしらなかったと言うドイツ人たち。
実はデートリッヒの姉も、
ナチスに間接的に協力していたという。

生き残るために何でもしなければならない、
それを断罪されても…というせつなさ。
個人の弱さと国家の暴力の関係は
どうしようもないのになぁ。

オリンピアと嘆きの天使

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