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ムーミンのふたつの顔(冨原 眞弓)筑摩書房 の感想

フィンランドの作家、トーベヤンソンの代表傑作ムーミン。

世界中で愛されているキャラクター・ムーミンの歴史と
作者トーベヤンソンの生き方を紹介した本です。
中身はイラストがたっぷり。(もちろん白黒ですが…)
ムーミン好きならぜひ読んでほしい本。

ムーミンの物語に夏と冬があるように、
「ユートピアとしてのムーミン谷」
もうひとつは
「現実のストックホルムの島々の生活」を
反映したリアルな物語。

新聞連載漫画から始まる能弁なムーミンは
妙に人間臭く、こちらもとても好きになりました。

ムーミンのふたつの顔 (ちくま文庫)ムーミンのふたつの顔 (ちくま文庫)
(2011/01/06)
冨原 眞弓

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ねぇムーミン。こっち向いて。恥ずかしがらないで~
カルピスまんが劇場ですね。
(その後の「ハイジ」「フランダースの犬」などにつながる)
岸田今日子さんのあの声と不思議な雰囲気が
子供ごころに、ほかのアニメと違うと感じていました。

あの名曲は第一期ムーミン(1969~70年)。
東京ムービーが作った、旧作版でした。
ところがその内容に原作者が激怒
あらたに作られた「楽しいムーミン一家」(1990年)は
厳しい作者のコンテチェックの上で放送された。
こちらはヨーロッパで大ヒット。
むこうの子供たちは、原作のムーミンをみても
「なんでカラーじゃないの」「偽物なの」というくらい。

話はそれますが、
テレビ朝日のバラエティーでは、
ドラえもんは「旧作」がほぼ抹殺されてしまっている
「Qさま」とか「アニメ特集」とか、悲しくなりますね。

もちろん、ムーミンの旧作版ファンも多いのはご存じの通り。
原作者の怒りの理由も、この本を読むと納得できます。
ようするに文化的な違いなのです。
むしろ、旧作・新作ともに傑作を作ったことで、
日本アニメが、ヨーロッパで受容され始めた
その嚆矢とみるべきでしょう。

ムーミンママは裸なの、パパのシルクハットの話、
スナフキンの人気の秘密なども明かされます。
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| 読んだ本 | 01:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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