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カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩(竹内 正浩)

このシリーズの1冊目ですね。
水準点からはじまり、明治の五大公園
(上野、浅草、芝、深川、飛鳥山)、
公営墓地そして玉川上水の話がメイン。
都内に住んでた頃、よく行った場所ばかり。

淀橋浄水場と水道道路の関係が分かりやすかった。
まっすぐに伸びた水路にかけられた16の橋。
その6つめが「六号通り」。そういう由来だったのか。
給水塔のロマンあふれる美しさ。意匠って大事だね。
竹内さんがライフワークとしている、地図と戦争のかかわり。
軍の施設を隠す「地図の偽装」のことも詳しい。

大名屋敷が軍の施設や練兵場となり、
軍都だった戦前の東京。
私の故郷、王子・十条近辺も
まさにTDLの4倍という広大な陸軍施設があったのでした。

カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 (中公新書)カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 (中公新書)
(2011/09/22)
竹内 正浩

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北区文化センターの白いモダンな建物は、
ずっと「アメリカの建てた野戦病院」と思っていたが、
もともと陸軍第一造兵廠本館、だったのだ。
加賀公園近くの倉庫も、戦前の兵舎の後。
子供のころ遊んだ場所が、たくさん出てきた。

明治に計画されていた、
「東京山手急行電鉄(第二山手線)計画」のエピソードも面白い。
田端、西巣鴨、下板橋から大まわりに大井町まで続く第二環状線。
予定した土地の一部が井の頭線となったというのが楽しい。

目黒などで競馬場あとが
ゆるいカーブの道路となって残っていたり、
廃止された線路のあとが、細長い連鎖した住宅になっていたり、
ちょっとした、知られざる歴史が掘り起こされていく心地よさ。

忘れられた古き東京の
息吹が聞こえてきそうな気がします。

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