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医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く(岩田 健太郎)

医療をめぐる3人の論客の座談会。
「風立ちぬ」(宮崎駿)でのタバコ描写に関連して、
内田さんは、頑固に監督を援護射撃。
いわく、心を落ち着かせる、「頭にキックがはいる」、
共同体の親愛のメッセージ…
うーん。ちょっとつらいなぁ。

でもその後、医療崩壊、再生医療、
脳死と植物状態の違い、
尊厳死などに見事に絡めて
つなげていくテクニックはすごい。

医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書)医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書)
(2014/06/12)
岩田 健太郎

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内田先生の理想の医者は、
シャーロックホームズのモデルとなった
ジョセフ・ベルという医師だという。
洞察力、クオリア、痛み、
話はそこから身体論へ。
ここもなかなか面白い。

さらに、戦後民主主義の最終防衛ラインとして、
司馬、養老、宮崎駿の3名を上げる内田さん。
でもそれって愛煙家の最終防衛ラインとダブっているような。

人間はいかに「楽に死ぬのか」という問題は
人類始まって以来の課題。
水を入れずに、衰弱し、
即身仏として意識が透明になって死んでいくのも理想。
「(医療裁判などで)日本の医療と
その信頼が失われてきている」
「医療に契約はなじみません」
教育だけでなく、医療にも
競争原理を持ち込んではいけない。
内田先生の真骨頂にも通じる。
そして、「ありがとう」は健康と長生をねがう祝福の言葉、
人間はこの言葉を定期的にうけないと生きていけない。

なるほどね。
「ありがとう」と言って、言われる
医療機関をめざさなくてはいけませんね。

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