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空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (角幡 唯介)

チベットの山奥にある、幾多の探検家の挑戦を阻んできた
ツアンボー峡谷の「空白の五マイル」。
そこに挑んだ二度の冒険記録なのだが、
とにかく文章が上手い。

「地図のない場所で眠りたい」で引き込まれて一気読み。
高野秀行さんのユーモアに比べ
説得力で読ませるタイプ。

早大探検部の描写に「アフリカで怪獣を探した」という
ビラのアオリがあって面白い。
そして、先輩探検家のツアンボーでの遭難。
「タケさん、僕を追いかけていったんだ」
そして、両親のもとに届けられたライフジャケットのくだりは泣かされる。

中国政府に許可を取らずに潜入探検。
さらに、ポーターに逃げられ、一人で密林をさまよう
危険な、というより無謀な、二度目の探検が凄まじい。
がけを転がり落ち、這い回り、
足を痛め、ボロボロになり、
飢え、迷い…
まさにアリ地獄のような
「強大な牢獄」での体験を冷静な筆致で表現。

すげぇ。
ここまでしないと「生きている意味を感じる瞬間」が
分からないのだろうか。
冒険者は大変なのだ。

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)
(2012/09/20)
角幡 唯介

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