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翻訳のさじかげん(金原 瑞人)

ポーカーしながら食事をするために、
サンドイッチを発明したとされる
「ジョン・モンタギュー」4代目サンドイッチ伯爵。
海軍大臣としては無能だったが、夜は勝てないギャンブラー
ジョン・クックの発見した「ハワイ諸島」も当初「サンドイッチ諸島」だった。
アシモフのエッセイの秀逸さを紹介したかと思うと
日本の「鉄火巻」もその名の通り、
「鉄火場」での腹の足しになる食べ物で…

翻訳のプロから見た、日常の言葉や慣用句の話、
さらにはシェイクスピアの古典のネタや、文楽の話まで。
実に幅広い。
巻末の、三浦しをんさんとの文楽対談では、
新作落語を「赤い彗星が宙づりになる」ガンダム義太夫を作ったら?
なんて話も出てくる。
「日本語をやめて英語にすればよい」と言っていた森有礼と
同調する志賀直哉の話、そして、その発言の背景への考察。
タロウカードか、タロットカードか、激論となった論争の顛末と
ウラヌス星風なる人物が、式貴士=蘭光生であった、というところも
当時のSF界のやたらケンカが多かった状況とあわせて面白い。
言葉の世界から、世の中を見る楽しさが伝わる本でした。


翻訳のさじかげん翻訳のさじかげん
(2009/03)
金原 瑞人

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