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王妃の帰還(柚木 麻子)

姫、地味、ギャル、マリア、地味…
いくつものグループに分かれたクラス内。
学園祭に向けて準備をする中で、
突然失脚し、いじめの対象となる「王妃」滝沢さん。
「王妃」の参加で揺れ動く
「地味」グループが楽しい。

母が編集者で実はできる子・範子、
サブカル好きなメガネ娘チヨジ、
ハーフで芸能界を夢見るリンダ、
お母さんタイプのスーさん
4人がクラス内での「抗争」に巻き込まれる
柚木先生の女子高もの。

「終点のあの子」のもう一つの結論。
王妃という急行列車を先に行かせる、
いわば「急行通過待ち」な作品。
母親の再婚と、友人の橋渡しに画策する範子は、
「終点」の希代子とやっぱり重なってしまう。

女子高での先生の存在。
グループが変わるたびに、
呼び名が変わる面白さ。
アントワネット、ロベスピエール、三部会、
はしばしに出てくるフランス革命のキーワードが、
きっと高校生が読むと歴史の授業にも
フィードバックされそうでいいよね。

柚木さんの本を読むと、ユーミンが聴きたくなる。
この本では「さいごの春休み」「グループ」が
BGMだった気がする。

王妃の帰還王妃の帰還
(2013/01/19)
柚木 麻子

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