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モノレールねこ(加納 朋子)

塀の上に寝そべる肥満ネコの首輪に着けたメモ。
そこから、自称飼い主の二人の小学生の
他愛ない文通がスタート。
ある日突然、それは終わり、時を経て
突然、思いがけない、素敵な再会につながる
「モノレールねこ」

ダメ大人が最後に意地を見せる
「フーリッシュアンクル」「ポトスの樹」
幽霊のような娘や恋人に心癒される
「セイムタイム・セイムイヤー」「シンデレラのお城」
店長さんのモヤモヤと活躍が嬉しい
「ちょうちょう」
お母さんが脱皮してしまう
「バルタン最後の日」
どれも素敵な中編でした。

モノレールねこ (文春文庫)モノレールねこ (文春文庫)
(2009/06/10)
加納 朋子

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私もお父さんなので「ポトスの樹」が一番好きかも。

子供のお小遣いを使いこんだり、
おもちゃを勝手に使って壊したり、
溺れても助けてくれない、最低のオヤジ。
最後に見せる一発逆転の必殺技に
はい、やられました。

悪気がないのに迷惑かけて、
せっかくの料理も散らかしっぱなし、
伝え方も下手。そんなダメな夫を描く
加納さんの目線がとっても温かい。

さらに、さらに「バルタン最後の日」
これもいい話。
ザリガニのバルタンの目線で見た、三人家族の姿。
だれにでも思い当たる家族の危機。
お母さんがみせる「脱皮」がスゴイ。

ちょっといろいろ悩みの多い世代に
おすすめしたい一冊です。

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| 読んだ本 | 07:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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