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いま戦争と平和を語る(半藤 一利)

かつて「おまえは半藤じゃなくて反動だ」と揶揄されたという自分が、
「半藤は(左翼なので)膺懲すべし」などと書かれてしまう異常さ。
ヒトラー流ワンフレーズ政治に流される危険性を訴え、
集団催眠にかかりやすい国民。
戦前の過ちをきちんと学ばないと、
「ノモンハンは日本が勝っていた」などという妄論が出てしまう。
戦後の「軍隊=悪」という単純化も間違いだが、
正しく戦争の過ちを見ない最近の論調に
はげしい憤りを感じる半藤先生。

奥様は漱石の孫だったり、
文春で文壇の重鎮のゴーストライターをしたり、
坂口安吾を缶詰にして飲み明かしたり、
司馬・清張にできなかったことを今やらねばという信念。
さすがです。

憲法九条を守る、だけでなく「育てる」活動をしたい。
日露戦争後の調子に乗った日本人の陥った、
出世主義・金権主義・享楽主義・虚無主義。
さらに、軍事拡張路線を突っ走らせた昭和の失敗の責任者として
近衛、東條、松岡の次に伏見宮(海軍の良識派を左遷した)が出てくるところ。
さらに、坂口安吾が記紀の記述を逆転の発想で
読み解く話も面白い。

いま戦争と平和を語る

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