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現代語訳 貧乏物語(佐藤 優)

ちょうど100年前、河上肇のこの本が
大阪朝日新聞に連載されていた。
この小説を佐藤優さんが
現代風に大胆にアレンジ。
格差社会の正体を暴いていくという点で、
まさに現代に通じる小説なのだ。

「身体」「頭脳」「精神」を維持するために、
最低限の暮らしが迫られ、
ギリギリの生活に追い込まれる人々
そのの描写が鋭い。

だが、「金持ちが贅沢をしなければいい」という結論や、
オーストラリアの社会主義者ウイリアム・レーンへの幻想、
英首相ロイドジョージへの過大な期待。
論語とマルクスが通じ合うこじつけ。
いまからみると、なんだかなぁ、な結論。

小手毬るいさんの『テルアビブの犬』では
『貧乏物語』を読んで主人公が過激派になっちゃう
お話だったけど、
そういう要素全然なし。

日本の知識人としての様々な限界はありつつ、
この本書いた河上肇の評価は、
もっと高くてもいいと思います。

貧乏物語

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