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「キングダム」と「戦国名臣列伝」

「キングダム」の25巻では函谷関の攻防が始まり、
猛将バトルロイヤルが展開しています。

中国の人の名前は、同じようなのが多いので
よっぽどキャラを濃くしないと
どうしても印象が薄かったり、
ごっちゃになったりする。

とくに、登場人物の多い三国志とか、史記とかは
人物の特徴を魅力的に見せつつ、
どう差別化して見せるかがカギ。

その点、キングダムはほれぼれするほど
キャラクターの描き分けが見事です。

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2006/05/19)
原 泰久

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主人公の李信は秦の将軍になるのですが、
史記での扱いはかなり低いみたい。

楚の攻略を20万の軍勢でやってのける、と言ったのに、失敗
60万必要、といった王翦が、最後に楚攻略を成功させる、
という話が有名です。

始皇帝の中国統一という偉業の立役者の一人で、
スゴイ活躍をしていたはずなのに、謎が多い人物。

それを原先生の想像力で、
見事に一大叙事詩のように描かれていて
いま一番熱いマンガではないでしょうか。

古代中国史の小説を読んできた人がよむと、
うまく歴史が組み込まれていて、深みを感じると思います。
バトルシーンはいわゆる「北斗の拳」なんだけど
巻き込まれる庶民の悲惨さ、男の勝負のロマン、
少年から大人ヘの成長譚などももりこまれていて、
20巻以降ますます面白くなってきました。

副読本として、お薦めしたい本はいろいろありますが
まず、宮城谷昌光先生の「戦国名臣列伝」なんかどうでしょうか。
文章がすごく読みやすいです。
戦国名臣列伝 (文春文庫)戦国名臣列伝 (文春文庫)
(2008/04/10)
宮城谷 昌光

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楽毅、廉頗、白起、呂不韋…
この人物たちがどれだけすごかったのか、
とくに白起の強さは異常!

また、秦が大きくなったのには
大小の名臣たちの活躍があったこと、
楚との因縁、3晋(趙、魏、韓)のもつれ、斉の盛衰、
燕の楽毅の大逆転劇、名将たちのエッセンスが盛りだくさんの1冊。
絶対に、キングダムを2倍面白くしてくれると思いますよ。

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