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「わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ」の感想

バクマンを読んで、
熱い、作家と編集さんのバトル
に感動を覚えていたが、
こちらは実録。

筆者の小長井さんは、
少女マンガ界のお父さんのような存在。

少女マンガはあまり読んでこなかった。
まったくの門外漢なのだが、
この本に出てくる作家さんは
ほぼ8割以上知っていた。

作家さんとのつながりの深さ、
人間としての付き合いの大切さを強く感じた。

わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへわたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ
(2011/08/17)
小長井 信昌

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ジャンプの西村さんの「さらば、わが青春の少年ジャンプ」、
サンデーの武井さんの「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」、
そして「ゲゲゲの女房」など、
マンガ家と編集の二人三脚の本もいくつか読んでいたが、
この本は、アッと驚く事件やトリッキーな話題は一切ない。
一言でいえば、誠実なのだ。

「別冊マーガレット」の躍進。
白泉社の創設。
「LaLa」「花とゆめ」の立ち上げ、
「ガラスの仮面」
「スケバン刑事」の誕生。
「ベルセルク」の「ヤングアニマル」創刊。
実績もスゴイのだけど、

「漫画賞」「マンガスクール」「新人の育成」…
漫画界のスタイルを作り上げてきたこともすごい。
なんと「ジャンプ」の前身の「少年ブック」の副編集だったという。
そういえば上記3つはジャンプのお家芸。

また、編集としてのスタンスの正確さ。

「すべての商売は美味しいところ(柳の下)に集中する
そこは競争が激化する。しかしそこを避けてはだめだ
そこで戦って勝たなければ、生き残れない。
出版も売れて何ぼのものである。」

小長井さんの原点は「少年ブック」での失敗。
良心的でいいものでも、先進的で新しすぎてもだめなのだ。
そこに、手塚治虫のアンチテーゼともいえる漫画論がある。

そして巻末の、もう神様みたいな漫画家さんから寄せられた
コメントがまた面白かった。

ベテラン作家との長い付き合い、新人への細かい配慮
現役編集さんたちには厳しいかもしれない意見も
沢山書かれていた。
白泉社から出さないのはその辺の配慮?

「こち亀」に竜千士さんという
少女漫画編集のカリスマがいたけど
モデルの一人なんだろうか。

リタイアしてからも
原稿取りにいってくれる元編集長
かっこよすぎます。

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