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「7人のシェイクスピア」(ハロルド作石) 血塗られたイギリス史が舞台

タイトルの面白さで1巻から6巻まで一気読み。
これは凄い。

ハロルド作石先生は、
絵柄とジャンルで敬遠していたけど
見方が大きく変わりました。

劇画タッチの絵と、
ギャグ漫画ベースのコミカルな絵は

はじめ、別人みたいに見えちゃうけど
うまい具合に使い分けられ
作品の魅力を倍増させています。

因果応報的なシナリオ。
すべての事件や謎は、過去の出来事とつながりがあり、
ミステリーをよんでるみたい。
歴史好きの方には絶対オススメ!

7人のシェイクスピア 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)7人のシェイクスピア 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
(2010/05/28)
ハロルド 作石

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舞台は16世紀のイギリス。
宗教改革で、新教(プロテスタント)と旧教(カトリック)が対立し
血なまぐさい戦争や殺戮が行われていた時代。

フランスやスペインでは新教の信者を異端として、
宗教裁判、魔女狩りなどで殺しまくっており、
イギリスでは逆に、
旧教が迫害され、ロンドン塔で過酷な拷問が。

シェイクピアはその異端とされる側の人間として生き、
弱い立場の人々、女性、被差別者、動物、商人、
その気持ちをくみ上げる劇や戯曲をつくり、
世界に名をはせる劇作家となりました。

人間の心の機微を描き出すことができた作風は多岐にわたり、
「複数の作家の共同ペンネームなのでは?」
というのが真剣に研究されている謎の人物シェイクスピア。

タイトルから想像されるのは、
7人のゴーストライター、いやスタッフを
1人ずつその作風、半生、能力を明らかにしてゆく
というお話になりそう。

現在まで、
ランス(役者)、
ワース(商人)、
リー(詩人)、
ミル(下僕)
の4名プラス犬のムーン。

一人一人の過去はみな壮絶。
封建的時代背景と宗教対立の中で苦しむ姿、
それが、ある意味淡々とハロルド節で描かれている。
そこもまたスゴイところ。

あと3人は、パトロンと宣伝・広報と出版、あたりかなぁ。
ロンドン編がはやく読みたいです。

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