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「ウルトラマンが泣いている」(円谷英明)を読んで

私の子供時代のあこがれだった
円谷プロダクション。
夢と希望を売る仕事は魅力的で、
大人になったら就職したい
夢の会社でもあったのだ。
しかし、あまりにも
貧弱だった経営体質

一族の内紛につけこまれ、
怪しげな会社に買収され
その額の30倍で
パチンコ系列会社に転売され、
創業家一族は追放された、という結末。

著者は運送業として再起を図ることができたが
きっと涙をのんだ人も多かったのではないか。

これ読むと、ウルトラシリーズ、とくに
「ゼロ」の見方もかなり変わってくる。
残った人も大変だったろうね。

ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)
(2013/06/18)
円谷 英明

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最初の庇護者であった
「東宝」からの強引な独立、
そして、パートナーだった
「TBS」との決裂。

一言でいえば創業者の
遺産に頼り切っていた実態。
会社運営で、経理のチェックが
こんなに大事だとは。

もう、教科書にしたいような
話がザクザク。
不正経理に手を染めた人も
もともとは夢を作る仕事に
憧れていたのにね。

我が家の、たくのみ2号も、
ウルトラマンが好きで
「ティガ」以降のDVDは
全部見て育ちました。

しかし、
ヒットが続いたと思ったら、
休眠状態。
派手な宣伝と、
庶民感覚からずれた過大な投資

おかしな話が続いた円谷プロ。
親としても「アレレ」とおもった
方針転換も多かったので、
この本を読んですべての
謎がつながったのです。

発生主義に基づく計上すらできず、
550万で受けた仕事を
1000万でやるという体質。
現場から請求書が
山のように見つかる。
マーチャンダイジングで
麻痺した財務感覚

著者自身もその責任の一端を負い
かなり、痛切に内部事情を激白していて
読み物としてとても面白かった。
まさに、半沢直樹シリーズの世界でした。
この会社、近藤や半沢がいてもダメだったかも…

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