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私のNHK物語―アナウンサー38年(山川静夫)

明日は大晦日。
大晦日といえば紅白、
紅白(の白組司会)といえばこの人。

そう山川静夫さんの自伝エッセイ。
この人、体の半分が飲み会、
半分は文楽でできている。
アナウンサーの基礎を学んだ青森・仙台時代、
歌舞伎・文楽の素養を鍛えた大阪、
そして東京での華やかな活躍。

相手の胸襟を開かせる技は、
連夜にわたる飲み会がうみ出したコミ力だし、
時にブラックで切り込むようなトークも、
実は計算されて繰り出されていた。

まさに「昭和」の名アナウンサー。
同時にNHKのもつ弱点と強みをよく知っている人なのだ。

私のNHK物語―アナウンサー38年私のNHK物語―アナウンサー38年
(1995/08)
山川 静夫

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ウルトラアイから報道への異動を蹴って、
会長まで巻き込む大騒ぎになるくだりは、
NHKらしさの象徴。
科学番組への固執の裏にあるもが今一つ見えないが、
この騒動が森本毅郎の
キャスターデビューにつながったというのも面白い。

「ラジオの建物」に起用に住み続けて、
改革が遅れたNHK。
知識経験がないのに、
礼節を失っている若手アナ。
古典や職人芸を学ばぬ同僚たちの姿。
ユーモアあふれる文章なのに、
かなり厳しい意見も隠されている。

古典芸能への深い理解、
おひるの定番「ひるのプレゼント」
科学番組「ウルトラアイ」へのこだわり。
宮田輝さんとの思い出、
歌謡番組「「歌謡ゴールデンステージ」で
アシスタントだったキャンディーズ、
「ニュースセンター9時
での磯村さんへの視線…

リアルタイムで見た番組が
裏話で目の前に蘇り、
とても懐かしく感じた。

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