<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

この歌この歌手(読売新聞文化部)

歌謡曲の名曲の秘話を綴った
ノンフィクション・ドキュメンタリー。
「紅白」の季節だから、もう一度読みたい。

元歌が「炭坑町のブルース」という
アメリカの暗い歌だった「受験生ブルース」。
ニーチェに傾倒していた友人の鎮魂の歌だった、
はしだのりひこの「風」。
ディレクターの反対を押しきって、
どうしても歌いたいと粘った奥村チヨの「終着駅」。
咲こうとする花を抑えに抑えていこうの方針で作られた、
アイドル天地真理の「虹をわたって」

東京に行く直前に結ばれた恋人と、
それを振り切って上京する実話「心の旅」。
作詞家のこだわりのタイトル「私鉄沿線」。
メジャー志向がないイルカと、
歌いたくなかった「なごり雪」。

歌詞も作詞家も東京出身なのに、
担当ディレクターの体験から作られた「木綿のハンカチーフ」。
小学2年生の親友の母のことを歌った「ヨイトマケの唄」。

歌に涙とあり、歴史あり、な素敵な一冊でした。

この歌この歌手〈上〉運命のドラマ120

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

61K7V68Snu.jpg

| 読んだ本 | 07:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

愛しのブロントサウルス―最新科学で生まれ変わる恐竜たち(ブライアン・ステークス)

「ニール・ヤングの歌の有名な二者択一を借りれば、
恐竜は消え去ったのではなく、燃え尽きたのだ。」
アメリカのサイエンスライターの
ブライアン・ステークスさんの科学エッセイ。
寄生虫に悩まされ、
色鮮やか羽毛を持っていた
中生代の巨大生物の世界。
恐竜愛にあふれた最新恐竜論が展開される。

いまや非公式なニックネームに成り下がってしまった
恐竜名「ブロントサウルス」。
愛着があるこの名称がどうしても使いたい、
という著者のこだわりなのだ。

私も、レベッカの「ブロンドサウルス」の世代なので
間抜けな感じのアパトサウルスより好きだなあ。

愛しのブロントサウルス―最新科学で生まれ変わる恐竜たち
SX33BO.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

インドと日本の最強コンビ(サンジーヴ・スィンハ)

「孤独を感じられる日本人は幸せ。」
インドから来た著者が感じる、
日本とインドの共通点と違う点。

「ジョブズのような人がいなくても、
うまくやっていける日本はうらやましい。
「20年で失われたなんて嘘」
日本はどんどん住みやすくなり、
便利に、楽になっている。

今や世界中にインド系の人が住んでおり、
世界の12カ国ではインド系の人が
首相や大統領になっているという。
世界一の人口と世界一のネットワークを持つインド。

日本はやはり仲良くしておいた方が良さそうですね。

インドと日本の最強コンビ

ダウンロード (2)
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

誰も知らない世界のことわざ(エラ・フランシス・サンダース)

世界中の諺を、各国のスペルで綴るとともに、
それが日本語だとどんな意味なのか、
どんなシチュエーションで使うのか、
素敵なイラストとちょっとした使用例が、
また面白い。

「ロバにスポンジケーキ」ポルトガル。
「あなたは私のオレンジの片割れ」スペイン。
「エビサンドに乗って滑っていく」スウェーデン。
「豚の背中に乗っている」アイルランド。
「あそこで熊が踊っているよ」ドイツ。
(意味は読んでのお楽しみ)

いろんな表現があって
諺から、いろんな国の姿が見えるようです。

誰も知らない世界の諺

ダウンロード (1)
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

ほんの数行(和田 誠)

何という魅力的なラインナップだろう。
和田誠さんが自分の装幀した、膨大な本の中から
厳選した100冊について書評を書くというエッセイ。

もう絶版になっていたり、
文庫化の時に表紙が変わっていたり、
読めなくなっている本もたくさんある。

「挨拶は大変だ」丸谷才一
「裏表人生」色川武弘
「街に顔があった頃」開高健・吉行淳之介。
「すっかり丸くおなりになって」佐藤充彦
「仕事場対談」7人のイラストレータ
「はじめて話すけど」小森理。
「つかへい腹黒日記」つかこうへい
「映画この話したっけ」森卓也…。

最後は、父親が築地小劇場の設立メンバーだった話と、
ラジオドラマの音響やっているときに、
思想を理由に、突然クビになった証言。

「近頃、日本をそんな時代に
戻したがっている政治家がいる」、
という父への想いが熱い。

ほんの数行

ダウンロード

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

本の枕草子(井上ひさし)

清少納言の方ではなく、
「本が枕」というのがタイトルの由来。
井上ひさしさんが週刊文春に書いた
連載時事エッセイをまとめた本。
ちょっと書き散らした感が溢れるかんじ、
初出が昭和57年、時代を感じてしまいます。

「本の十徳」の第一は「時間つぶし」。
本好き、本マニアの井上さんの自虐的で
アイロニカルなコメントが並ぶ。

書き込みを見て、自分の売ってしまった三遊亭圓朝全集を
また買ってしまったことに気づいたときの驚き。
無人島に行くなら、自分の書き込みがたっぷり入った
「世界にたった1つしかない広辞苑」を持っていく。
付箋紙と「不審紙」の違い、それに対するこだわり。

「新憲法は小生にとって痛快この上ない読みものです」
という井上さん。

その生き方がにじみ出る1冊でもありました。

本の枕草子

51WfEsFUxC.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

オレンジシルク(神田 茜)

マジックって楽しい。
信用金庫に勤めながら手品の楽しさを知った主人公。
お得意先のおばあちゃんが実は元マジシャン。
親友の清美の彼氏は、うれない大道芸人手品師。
憧れのユウトはマジックバーの人気者。
出る人みんな手品関係者ばかり。

卑劣な振り込み詐欺と戦う支店長。
同じ名前でもマジックと詐欺は全然違うのだ。

ゲーム女子からマジシャンへと転身し、
仲間と共に進む姿に勇気をもらった。
落語や講談の「弟子」システムや、徒弟制。
一見、前近代的見えるけど、そこにも大事な理由があった。

「インコは体の使い方に無駄が多いんだ。
動きをシンプルする。
シンプルにすることがきれいに見せるんだ」

師匠の的確な指摘と師弟愛。
寄席芸人たちの世界が持つ、
独特の温かさが伝わりました。

オレンジシルク

ダウンロード (18)
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

僕が映画ファンだった頃(和田 誠)

『怪盗ルビィ』、『麻雀放浪記』など
でも有名なイラストレーターの和田誠さん。
この本は最近の復刻版DVDの解説書などで書かれた、
映画評論家としての和田誠の総集編。

熱烈な映画ファンの和田さんが、
「過去形」で語る意味。
昔の映画にあった素晴らしいものが
いま忘れられていることへの危機感なのだ。

ハリウッドの黄金時代の名作、
「グレンミラー物語」、「バンドワゴン」、「キスミーケイト」、
「運命の饗宴」、「7人の愚連隊」、「ジョルスン物語」…

黒澤明、Steven Spielbergなど好きな映画監督や
楽しい映画の話を
めいっぱい詰め込んだお得な一冊でした。

僕が映画ファンだった頃

51n1u1hsio.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

ほんわかクラゲの楽しみ方(平山ヒロフミ)

ゆらゆら揺れながらの心を癒してくれるクラゲ。
様々な形態は、
かわいいものから、ブキミなものまで。
世界中に、こんなにたくさんのクラゲの種類があったのか。

ニュースになるエチゼンクラゲ
猛毒のカツオノエボシ
かわいい天草クラゲ
タコクラゲ
アサガオクラゲ、
カラージェリー、
浦島クラゲ、
あんどんクラゲ、
カラー写真が見ていて飽きない。

海の不思議生物の魅力と飼い方が
よくわかる本でした。

ほんわかクラゲの楽しみ方

51fUsFU7L.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

妻との修復(嵐山光三郎)

「死んだ夫が、どういう人かわかりませんでした」
といったトルストイの妻。
女性に対して、あまりにも非道な野口英世。
逆に、妻エミリのために『武士道』を上梓する、
愛妻家・新渡戸稲造。
女性解放論者を口説きまくった、
スキャンダラスで野性的な鬼畜パワーの岩野泡鳴。
男女の仲の奥深さは、本当に計り知れない。

嵐山さんは言う
「友人の妻の相談に乗ってはいけない」
「夫婦がしょっちゅう顔を合わせない」
「別居して圏外にいてくれれば良い」
「孫はかすがい」

そして
「無理に修復せず、時間に任せる」。
それが最大の修復法なのかも。

妻との修復

51lcMv0M.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

吉本流切り返し術 ああ言えば、こう言う!(大谷ゆり子)

吉本興業のマネージャーを長年勤め、
今や企業の研修に飛び回る大谷さん。

嫌なことを言われた時、
悩むのでなく、それをうまーく「切り返す」
そんな言葉たちを紹介している。

「何のためにやるんですか」と言われたら、
「何のためにやるのか考えて!」

「もうそんな歳なの?」と言われたら
「心は24歳なんです!」と切り返す。

「ついてない」と嘆く人には
「そんなことを言ってると本当に人生がついてないものになるよ」

「上司がわかってくれない」と言われたら
「じゃあ、あなたは相手のために何をしてあげているの」と切り返す。

あくまでポジティブに、相手を傷つけないように
即座に軽く返していく、
というのがコツなのだ。

吉本流切り返し術 ああ言えば、こう言う!

41TXbCczD.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

私が虫を食べるわけ(ダニエラ・マーティン)

美人の文化人類学者が、虫を食べてニッコリ。
驚きの写真とともに、
巻末には、虫を美味しく食べるレシピ集。

とにかく食べてるものがすごい。
コオロギ、バッタならともかく、
ミールワーム、芋虫、サソリ、タランチュラ…。

でも、地球環境に負荷を与えている牛や豚に比べ、
はるかに環境にやさしい「昆虫食」。
肉製造機のように扱われている牛たちへの
動物愛護の立場からも必然だという。

どちらが地球に優しいとかははっきりしている。
動物がタンパク質を作り出すためには、
さまざまな微生物の力を借りているが、
その作業は虫こそ得意分野。

さらに、食紅などの赤い色素は
カイガラムシのエキスが由来。
食品の中には何パーセントまで
虫が入ってもよいという基準もある。
そう、知らない間に、わたしたちも虫を食べていたのだ。
ハンバーガーも焼肉も、
私たちは加工現場は見てないから平気だが、
動物を殺してるんだよね。

「はじめは無視され、次に笑われ、それから攻撃される。
でも、そうなったらこちらの勝ちだ」
マハトマ・ガンジーの言葉のとおり、
虫食は文化の問題として規定されているだけ。
スペースコロニー時代には、
きっと多数派になるに違いない。

私が虫を食べるわけ

51SNvGJ8.jpg

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

| 読んだ本 | 07:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>