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ウオヅラコレクション(伊藤勝敏)

「ユカイ」な、いうより
「奇ッ怪」な顔の魚たち。

「魚だって歯が命」ブダイの出っ歯。
「タイガースファン」ムスジコショウダイ。
「気まぐれや」、トラスギ。
「何見てんのよ」と怒るオハグロベラ。

サブタイトルが、とにかく秀逸でした。
ウオズラコレクション

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| 読んだ本 | 07:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あかんやつら 東映京都撮影所血風録(春日太一)

東映の京都撮影所をめぐる
映画人達の血みどろの活躍。
きれいごとだけではない
ダークな部分ふくめ
そこには『血風録』にふさわしい、
歴史が隠されていた。
特撮とアニメでしか東映を知らない
私はびっくり。

企画を通すのも
「理屈抜きに」「面白い」が必須というポリシー。
活気があり、文字通り「殺人的」だった当時の撮影現場。

だが、次第にテレビに飲み込まれてくる映画産業。
そんな中、松竹の『蒲田行進曲』を、
東映京都が下請けするという事態になり、
本当に落ちたら死ぬ高さの巨大な階段セットなど。
深作欣二監督の行った「こだわり」の凄まじさ。

「東映京都の話はこんなに甘くない」といった
言葉に発奮した、春日さんの渾身のドキュメンタリー。
だけど、今後の京都撮影所はどうなるのか、
とっても気になる。

あかんやつら

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| 読んだ本 | 07:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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叱られる力 聞く力 2(阿川 佐和子)

「か・り・て・き・た・ね・こ」
感傷的になるな、
理由を話す、
手短に、
他人と比較しない、
根に持たない、
個別にしかる。

カラッと、
けろっと、
さらっと、叱れ。

どうしても感情的になってしまう、部下への対応。
気難しい難しい父、阿川先生に
落語ネタで応酬した阿川佐和子さん。
さすがです。
一人暮らしを始めた娘のアパート、
やってきていきなり、
嫌味とオナラでマーキング。

うーん、この親子すごい。

叱られる力 聞く力 2

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| 読んだ本 | 07:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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この歌この歌手(読売新聞文化部)

歌謡曲の名曲の秘話を綴った
ノンフィクション・ドキュメンタリー。
「紅白」の季節だから、もう一度読みたい。

元歌が「炭坑町のブルース」という
アメリカの暗い歌だった「受験生ブルース」。
ニーチェに傾倒していた友人の鎮魂の歌だった、
はしだのりひこの「風」。
ディレクターの反対を押しきって、
どうしても歌いたいと粘った奥村チヨの「終着駅」。
咲こうとする花を抑えに抑えていこうの方針で作られた、
アイドル天地真理の「虹をわたって」

東京に行く直前に結ばれた恋人と、
それを振り切って上京する実話「心の旅」。
作詞家のこだわりのタイトル「私鉄沿線」。
メジャー志向がないイルカと、
歌いたくなかった「なごり雪」。

歌詞も作詞家も東京出身なのに、
担当ディレクターの体験から作られた「木綿のハンカチーフ」。
小学2年生の親友の母のことを歌った「ヨイトマケの唄」。

歌に涙とあり、歴史あり、な素敵な一冊でした。

この歌この歌手〈上〉運命のドラマ120

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| 読んだ本 | 07:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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愛しのブロントサウルス―最新科学で生まれ変わる恐竜たち(ブライアン・ステークス)

「ニール・ヤングの歌の有名な二者択一を借りれば、
恐竜は消え去ったのではなく、燃え尽きたのだ。」
アメリカのサイエンスライターの
ブライアン・ステークスさんの科学エッセイ。
寄生虫に悩まされ、
色鮮やか羽毛を持っていた
中生代の巨大生物の世界。
恐竜愛にあふれた最新恐竜論が展開される。

いまや非公式なニックネームに成り下がってしまった
恐竜名「ブロントサウルス」。
愛着があるこの名称がどうしても使いたい、
という著者のこだわりなのだ。

私も、レベッカの「ブロンドサウルス」の世代なので
間抜けな感じのアパトサウルスより好きだなあ。

愛しのブロントサウルス―最新科学で生まれ変わる恐竜たち
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インドと日本の最強コンビ(サンジーヴ・スィンハ)

「孤独を感じられる日本人は幸せ。」
インドから来た著者が感じる、
日本とインドの共通点と違う点。

「ジョブズのような人がいなくても、
うまくやっていける日本はうらやましい。
「20年で失われたなんて嘘」
日本はどんどん住みやすくなり、
便利に、楽になっている。

今や世界中にインド系の人が住んでおり、
世界の12カ国ではインド系の人が
首相や大統領になっているという。
世界一の人口と世界一のネットワークを持つインド。

日本はやはり仲良くしておいた方が良さそうですね。

インドと日本の最強コンビ

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誰も知らない世界のことわざ(エラ・フランシス・サンダース)

世界中の諺を、各国のスペルで綴るとともに、
それが日本語だとどんな意味なのか、
どんなシチュエーションで使うのか、
素敵なイラストとちょっとした使用例が、
また面白い。

「ロバにスポンジケーキ」ポルトガル。
「あなたは私のオレンジの片割れ」スペイン。
「エビサンドに乗って滑っていく」スウェーデン。
「豚の背中に乗っている」アイルランド。
「あそこで熊が踊っているよ」ドイツ。
(意味は読んでのお楽しみ)

いろんな表現があって
諺から、いろんな国の姿が見えるようです。

誰も知らない世界の諺

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ほんの数行(和田 誠)

何という魅力的なラインナップだろう。
和田誠さんが自分の装幀した、膨大な本の中から
厳選した100冊について書評を書くというエッセイ。

もう絶版になっていたり、
文庫化の時に表紙が変わっていたり、
読めなくなっている本もたくさんある。

「挨拶は大変だ」丸谷才一
「裏表人生」色川武弘
「街に顔があった頃」開高健・吉行淳之介。
「すっかり丸くおなりになって」佐藤充彦
「仕事場対談」7人のイラストレータ
「はじめて話すけど」小森理。
「つかへい腹黒日記」つかこうへい
「映画この話したっけ」森卓也…。

最後は、父親が築地小劇場の設立メンバーだった話と、
ラジオドラマの音響やっているときに、
思想を理由に、突然クビになった証言。

「近頃、日本をそんな時代に
戻したがっている政治家がいる」、
という父への想いが熱い。

ほんの数行

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本の枕草子(井上ひさし)

清少納言の方ではなく、
「本が枕」というのがタイトルの由来。
井上ひさしさんが週刊文春に書いた
連載時事エッセイをまとめた本。
ちょっと書き散らした感が溢れるかんじ、
初出が昭和57年、時代を感じてしまいます。

「本の十徳」の第一は「時間つぶし」。
本好き、本マニアの井上さんの自虐的で
アイロニカルなコメントが並ぶ。

書き込みを見て、自分の売ってしまった三遊亭圓朝全集を
また買ってしまったことに気づいたときの驚き。
無人島に行くなら、自分の書き込みがたっぷり入った
「世界にたった1つしかない広辞苑」を持っていく。
付箋紙と「不審紙」の違い、それに対するこだわり。

「新憲法は小生にとって痛快この上ない読みものです」
という井上さん。

その生き方がにじみ出る1冊でもありました。

本の枕草子

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オレンジシルク(神田 茜)

マジックって楽しい。
信用金庫に勤めながら手品の楽しさを知った主人公。
お得意先のおばあちゃんが実は元マジシャン。
親友の清美の彼氏は、うれない大道芸人手品師。
憧れのユウトはマジックバーの人気者。
出る人みんな手品関係者ばかり。

卑劣な振り込み詐欺と戦う支店長。
同じ名前でもマジックと詐欺は全然違うのだ。

ゲーム女子からマジシャンへと転身し、
仲間と共に進む姿に勇気をもらった。
落語や講談の「弟子」システムや、徒弟制。
一見、前近代的見えるけど、そこにも大事な理由があった。

「インコは体の使い方に無駄が多いんだ。
動きをシンプルする。
シンプルにすることがきれいに見せるんだ」

師匠の的確な指摘と師弟愛。
寄席芸人たちの世界が持つ、
独特の温かさが伝わりました。

オレンジシルク

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僕が映画ファンだった頃(和田 誠)

『怪盗ルビィ』、『麻雀放浪記』など
でも有名なイラストレーターの和田誠さん。
この本は最近の復刻版DVDの解説書などで書かれた、
映画評論家としての和田誠の総集編。

熱烈な映画ファンの和田さんが、
「過去形」で語る意味。
昔の映画にあった素晴らしいものが
いま忘れられていることへの危機感なのだ。

ハリウッドの黄金時代の名作、
「グレンミラー物語」、「バンドワゴン」、「キスミーケイト」、
「運命の饗宴」、「7人の愚連隊」、「ジョルスン物語」…

黒澤明、Steven Spielbergなど好きな映画監督や
楽しい映画の話を
めいっぱい詰め込んだお得な一冊でした。

僕が映画ファンだった頃

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ほんわかクラゲの楽しみ方(平山ヒロフミ)

ゆらゆら揺れながらの心を癒してくれるクラゲ。
様々な形態は、
かわいいものから、ブキミなものまで。
世界中に、こんなにたくさんのクラゲの種類があったのか。

ニュースになるエチゼンクラゲ
猛毒のカツオノエボシ
かわいい天草クラゲ
タコクラゲ
アサガオクラゲ、
カラージェリー、
浦島クラゲ、
あんどんクラゲ、
カラー写真が見ていて飽きない。

海の不思議生物の魅力と飼い方が
よくわかる本でした。

ほんわかクラゲの楽しみ方

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