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園芸家の1年(カレル・チャペック)

親バカならぬ「園芸バカ」としての
ユーモアあふれる園芸日記。
「植物バカ」たちの愛すべき自虐ネタの数々。
園芸家でもないけど、思わず吹き出してしまう。

寒さと戦い、雑草と戦い、日照と暑さに戦い、
子供のいたずらを嘆くチャペック。
やさしさと博物学的な知識、
ウィット溢れる文章とヘタウマなイラスト。
ホッとしたいときに読むのいいかも。

でもこの作品は、ナチスの影が忍び寄る
「恐怖の時代」に書かれたもの。
「ナチスの影」がチェコスロバキアに迫っていた時代。
その中で描かれた作品なのだ。

チェコ版『この世界の片隅に』といってもいいかも。
どんな時代でも
「想像力を上へと育てる」。
「神様のおかげで、私たちはもう1年未来に進むのだ」
という決意。

その大事な部分を解説する、
いとうせいこうさんの「あとがき」が
さらに素晴らしかった。

園芸家の1年

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| 読んだ本 | 07:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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読書は1冊のノートにまとめなさい完全版(奥野宣之)

選ぶ本のヒット率を上げる。
マーキングして読む。
記憶に残るように読書ノートを作る。
それを読み返したりして、活用する。
自分にとって大切なことを、一言で書く。

「感想文」と言うと大変だけれど、
この「一言でいいよ」「1番面白かった部分だけ」という発想。
多読派、雑読派として、すごく共感します。

読書は1冊のノートにまとめなさい完全版

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ジブリの仲間たち(鈴木敏夫)

電通と博報堂を交互に使うというのは
徳間社長のアイディア。
糸井重里の起用、東宝、日テレ、
さまざま会社とのタイアップの成功。
「もののけ姫の半分」と言われて
カチンと来たと語る鈴木敏夫。

仕掛けが次々成功し「千と千尋」だから
1000 + 1000で2000万人が見た大成功になった。
CMに「カオナシ」を前面に打ち出して、
冒険ではなく哲学を得るとして成功する。
徹底的な宣伝戦の裏話がどれも楽しい。

「1つのことに向かっていくのは大変。
学生運動もある意味でお祭りだった。
仲間をふやすオルグ、これも楽しかった」と語る鈴木さん。
あふれ出す楽天性が、スタジオジブリの活力なのかも。

ジブリの仲間たち

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| 読んだ本 | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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音楽家 村井邦彦の時代(松木 直也)

アルファレコードの代表。
赤い鳥、ガロ、ハイファイセット、吉田美奈子、
サーカス、YMO、ユーミン、
ブレッド&バターやシーナ&ロケット…
みんな村井さんが仕掛けたのだ。

18歳のユーミンを担当させられて、
「大変な人を引き受けてしまった」と困ったかまやつひろし。
そして25歳の細野晴臣、
22歳の松任谷正隆、林達郎、鈴木茂のキャラメルママが誕生。
完璧に近い形で『ひこうきぐも』を作り上げていく。

「魔女」として売り出されたユーミン。
TBSの林美雄のパックイン・ミュージックで注目を集め、
ビックになっていく話が載っていて嬉しい。
『旅立つ秋』は林さんへ鎮魂歌だったのですね。

同窓会だった「アルファミュージックライブ」
むむっ、メンバーの豪華さは
なんとも表現しようがない贅沢ですね。

音楽家 村井邦彦の時代

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藝人春秋(水道橋博士)

本名が小野クンだった水道橋博士の芸人列伝。
「自分以外役者はよぉ、全部上手に見えるんだよぉ」
と慰める石倉三郎。
「役者は待つのが仕事だ。でも俺たちのあと、
撤収するスタッフがいることを忘れないよ。」
という熱い一言。

「私がロックフェラーセンタービルを売った男」の湯浅卓。
「チャーリーズエンジェルを抑えていますから。」と言うビッグマウスに対し、
「俺がロックフェラーセンターを買った男なのね」と言う苫米地英人。
うーむ、いいコンビ。

テリー伊藤のADへの狂気のふるまい。
「おお息子よ」とのたまうポール牧師匠。

「今、いるのは30人の敵。
でもその周りに300人がいて、
またその周りに3000人がいる。
ある瞬間、その3000人が味方になるんだよ」。

「世の中にはいらない人、いらない命なんて、ないんですよ。」
という稲川淳二。
表紙のおどろおどろしさで敬遠していたけど、
人間への敬愛が滲みだす
そんな本なのです。

藝人春秋

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大人に質問! 「大人ってどのくらい大変なんですか」(みうらじゅん他)

大人は自分の時間が短くなり、それを取り戻すために、
「わざと自分を困った状況に追い込んでいるんです。」
「不安になると、時間はたっぷり持て余すことができます。」
この答え、すごい。

「どうしてかっこいい人と結婚できるかなぁ。」に対しては、
「かっこいい優しい人と結婚したいのは本能。
でも「飽きる」という本能もある。
「今がベストだと、落ちていくしかないのです」。

「戦争っていつ始まるんですか。」
に対して、みうら先生は
「正義のためと言う台詞を口にした時から始まります。」
と明快。

そういう意味では
正義が好きな人が、最近増えてきた気がする。
ちょっと怖いです。

大人ってどのくらい大変なんですか

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ゲゲゲの鬼太郎謎全史(村上健司ほか)

漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の変遷の歴史を
徹底的に追求する本。

ガロ版の鬼太郎。
マガジンの鬼太郎は有名だけど、
少年サンデー版、
「田中ゲタ吉」と名乗った「週刊実話」版、
妹がいる鬼太郎、
ベトナム戦争を戦う鬼太郎
何でもありなのだ。
国盗り物語。世界の妖怪達と闘う世界篇。
バリエーション豊かな鬼太郎ワールドが楽しめる。

幽霊族の目玉オヤジの設定も、
掟を破って結婚した母親、という設定も、
「なりゆきで鬼太郎育てた」水木氏の存在も、
はじめて聞く話がたくさん。

どうやら設定は先生の気分で
コロコロ変わっているらしい。

鬼太郎の弱点は、サラマンドラの粉。
南の島で可愛い娘と結婚していた。
むうぅ…こんな鬼太郎ありなのと言う気もするが。

この本は6期目のアニメ化の頃、
もう一回読み返してみたい。

ゲゲゲの鬼太郎謎全史

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ウオヅラコレクション(伊藤勝敏)

「ユカイ」な、いうより
「奇ッ怪」な顔の魚たち。

「魚だって歯が命」ブダイの出っ歯。
「タイガースファン」ムスジコショウダイ。
「気まぐれや」、トラスギ。
「何見てんのよ」と怒るオハグロベラ。

サブタイトルが、とにかく秀逸でした。
ウオズラコレクション

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